1. |
授業の内容(Course Description) |
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卒業研究Ⅱでは、卒業研究Ⅰで作成した研究計画書に合わせて、各自の進捗状況の確認と、今後の研究の在り方を究明する。特に、授業試案の内容をより実践的にするためにも現場の小学校での具体的な取り組みを中心として活動を広げていく。 これまで積み上げてきた理論を研究教科のなかでどのような実践が有効であるかを的確に判断して卒業研究の精度を高めたい。また、各自が取り組んできた授業試案を新たな研究授業の一方向性として確固たるものにしていくことが重要なこととなる。 学級経営を基軸として取り上げている卒業研究が学校現場の求めている「学級経営のできる教師」と合致できるものになるよう理論と実践の整合性あるものにしていく必要がある。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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卒業研究として学級経営を基軸にした取り組みに、授業実践を組み合わせて、精度の高い筆業研究にしていく必要がある。実践をとおして卒業研究のレベル向上につなげていけるよう小学校現場と密接な関係を作り上げて研究の総仕上げをしていくことが目標となる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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卒業研究の精度を高めるための手立てとして小学校での授業実践の成果、卒業研究発表会での状況、提出した卒業研究論文を総合的に評価する。特に、授業試案をどう実践的なものにしたかがポイントとなる。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考図書 学年別『365日の学級経営、授業づくり大事典』(明治図書) 小学校教員育成プログラム1『学級運営、学級経営のチェックポイント55』(明治図書) 小学校教員育成プログラム2『問題行動のチェックポイント48』(明治図書) 小学校教員育成プログラム3『授業改善のチェックポイント55』(明治図書)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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学級経営と授業観察を連動させて、自己のビジョンを確固たるものにしていくためにも数多く学校現場の状況を理解して、理論と実践の整合性をしなければならない。また、教科指導の基本を見据えての実践にする必要があり、ボランティア先の小学校などの協力を得て実践力を高めていく必要がある。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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卒業研究Ⅱでは、大学4年間の集大成としての位置づけであり、学校現場との橋渡しをする研究分野である。その意味でも主体的に学び、自己をアピールできる絶好の機会として積極的な取り組みを期待したい。また、教師としての幅を広げていける時期でもあるので、社会情勢、国の動きにも敏感になって、現場が求めている教師につながる研究にしてもらいたい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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第1回 ○卒業研究Ⅱイントロダクション ○授業試案の精度を高めるための方法、学校現場との連携の在り方、授業実践の手立て 第2回 ○卒業研究論文の書き方 ○卒業論文評価の在り方の理解と今後の方向性 第3~5回 ○授業試案の発表と課題の認識、理論と実践の整合性 第6~10回 ○授業試案と小学校での実践及び報告会 ○学級経営の基軸として授業試案に盛り込む内容の最終検討 ○「はじめに」から「おわりに」までの一貫性 第11回 ○卒業研究の書き方に合わせた執筆 ○書式に合わせた全体構成 第12~14回 ○卒業研究提出、卒業研究発表会の実施 第15会 ○卒業研究のまとめ ○卒業研究を終えるにあたっての抱負と決意
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