1. |
授業の概要(ねらい) |
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近年、東アジアは日本企業をはじめとする先進諸国からの直接投資を契機として目覚しい経済成長を遂げている。一方で、日本国内は競争力を低下させ、地方経済を中心に産業の空洞化問題が発生している。日本は如何に空洞化問題を克服し、如何に東アジアの国際分業体制の中で自らを位置づけるべきか。そして日本の産業構造をどのような方向に変えていくべきか。そしてそのためにどのような経済政策を採るべきか。本ゼミナールでは、以上の問題意識から、「東アジアでの国際分業の展開と日本の産業構造改革」をテーマとする。それを四つのサブ・テーマ―「日本の東アジアへの直接投資」、「東アジアの経済発展」、「日本の産業空洞化問題」、「日本の産業構造改革」―に分割して考察してゆく。 本演習の最大の特徴は、グループ学習である。以上4つのサブ・テーマを、それぞれを4つのグループに割り当てる。各グループはテーマに関する様々な概説書を広く読み込むとともに、統計資料などをふんだんに利用して、長い期間をかけてテーマに関する問題意識・理解を深めてゆく。秋期は、その研究成果をスピーチ大会において発表してもらう。
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2. |
授業の到達目標 |
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本講義の第一の目標は、『東アジアと日本の産業構造改革』をテーマに論考を深めることである。第二の目標は、グループ学習において議論を重ねることにより、自分の考えを人前で積極的に話し、他人の意見に耳を向けるなど、他人と協力してひとつの知的作品を作り出すための技術を学ぶことである。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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勉強会での活躍度、及びスピーチで評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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伊藤元重(2005)『ゼミナール国際経済入門』改定第3版 日本経済新聞社 永池克明(2011)『国際企業経営の大転換』九州大学出版会 宮崎智彦(2008)『ガラパゴス化する日本の製造業』東洋経済新報社
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5. |
準備学修の内容 |
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毎週グループ学習で課題を出すので、それをグループで行う。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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グループ学習において本ゼミナールが最も重視するのは、「グループの中で効果的に貢献する方法を模索してもらう」ことである。教員が中心となり、飲み会・ゼミ合宿などを通じて絆を深め、貢献し合う雰囲気をゼミ内で醸成したい。その中で最終的に各ゼミ生が「貢献する喜びを知り」、内発的な向上心を持つようになることが、本ゼミの最終目的である。従って主体的に行動する学生、ゼミを通じて何か学生時代の成果と呼べるようなものを築きたい学生、卒業後も続く友人関係を築きたい学生を求める。ゼミ履修希望者は、ゼミ訪問に必ず参加すること。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
グループ学習3:スピーチ準備 |
【第2回】 |
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【第3回】 |
グループ学習3:スピーチ大会3 |
【第4回】 |
グループ学習4:スピーチ準備 |
【第5回】 |
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【第6回】 |
グループ学習4:スピーチ大会4 |
【第7回】 |
グループ学習5:スピーチ準備 |
【第8回】 |
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【第9回】 |
グループ学習5:スピーチ大会5 |
【第10回】 |
グループ学習6:ディベート準備 |
【第11回】 |
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【第12回】 |
グループ学習6:ディベート大会6 |
【第13回】 |
就職活動対策:4年生による就職活動報告会 |
【第14回】 |
就職活動対策:履歴書作成・模擬面接 |
【第15回】 |
ゼミの感想スピーチ |
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