1. |
授業の概要(ねらい) |
|
学生の皆さんがこれから社会人となられる時に、職業の選択を行う事となりますが、「いい企業」とはいったどんな企業の事を言うでしょうか。この授業では企業を評価するツールを紹介しながら、「いい企業」とはどんな企業なのかについて皆さんと考えていきたいと思います。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
「現代企業論Ⅰ」で学んだ基礎をベースに、「現代企業論Ⅱ」はその実践編として、まず、企業行動指針としての「コーポレート・ガバナンス」が生まれた背景・経緯を理解し、国内外の事例を紹介しながら、それぞれのケースにおいてガバナンスがどの様に理解され機能してきたのかを学びながら、グローバルな企業行動にふさわしい、国際的視野を伴った「いい企業」とは、との答えに至るお手伝いを目的とします。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
評価は「期中テスト」「期末テスト」「授業への参加度」等を総合的に評価します。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
授業でのテーマに対し、適宜参考文献を紹介します
|
5. |
準備学修の内容 |
|
新聞・テレビ・雑誌等で現代の企業が抱える問題点はいくつも報道されています。これらはすべて、「正解」はありません。「自分はこの問題をどう考えるか?」と常に考え、自分の「軸」「見解」を持つ癖を付けてください。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
「皆が言っているから、答はこれだろう」とか「ネット検索で答えを探そう」といった事では、説明責任が果たせる答えとはなりません。社会に出れば説明責任は常に求められます、「自分で調べ、自分で考え、自分の言葉で説明する」を基本とする授業です。 講義説明を朱書きしたレジメをLMSに掲示します、LMSを多用しますので、履修前にLMSの習得は必修です。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 |
オリエンテーション/規制緩和と企業 |
【第2回】 |
電力自由化と企業 |
【第3回】 |
サーベンス・オクスレー法とCOSOが生まれた背景 |
【第4回】 |
ガバナンス体制とは |
【第5回】 |
健全な企業経営―Ⅰ 自動車業界 |
【第6回】 |
健全な企業経営―Ⅱ 鉄道業界 |
【第7回】 |
健全な企業経営ーⅢ 食品業界 |
【第8回】 |
企業経営の健全性とは/中間テスト |
【第9回】 |
世界経済の潮流 |
【第10回】 |
経営者の行った判断 Ⅰ (損失の発生) |
【第11回】 |
経営者の行った判断 Ⅱ (法令違反) |
【第12回】 |
経営者の行った判断 Ⅲ (欠陥製造物) |
【第13回】 |
企業と従業員 |
【第14回】 |
2016年と日本企業 |
【第15回】 |
社会益共創企業とは/期末テスト |
|