1. |
授業の概要(ねらい) |
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アジア経済、開発経済論、アジア史などの分野を念頭に、参加者の興味関心に対応するテーマをとりあげて、演習を進めていきたいと考えています。例えば、開発途上国における貧困の問題に世界がどのように取り組んでいるのかといった事柄について、具体的な事例のなかで勉強していくことも考えられます。また、かつて、日本や中国がその経済発展にどのように取り組んできたのか、その歴史を探っていくこともテーマとなるかもしれません。詳細は履修情況を見て決めますが、できれば、演習ではいくつかのグループに分かれ、全体的なテーマのもとで、各グループが独自に選んだ個別課題について学習を進めていきたいと思います。そうしたテーマとしては、教育、環境、医療・保健、金融、貿易、移民、技術など様々な切り口が考えられます。そうした学習を進めるなかで、演習参加者は各自のレポートをまとめていくこととなります。「7.授業の計画」はあくまでも例示であり、授業計画は演習参加者との相談で具体的に策定していきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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アジアの各国・地域の現状、その歴史などについて、基本的な理解を深める。演習での学習を通じて、文献読解力、諸資料の調査能力、プレゼンテーション・レポート作成などの能力を高める。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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詳細は履修状況を見てから決めますが、演習への参加度(出席・報告・議論)に50パーセント、演習レポートの成績に50パーセントを基準として考えています。
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4. |
教科書・参考書 |
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演習開始時に参加者の興味関心に対応して参考文献等を選定していきます。例えば、次のような書物を当座の参考文献の候補として挙げることができます。 ・高橋和志・山形辰史編著『国際協力ってなんだろう 現場に生きる開発経済学』(岩波ジュニア新書668、2010年) ・山本一巳・山形辰史編『国際協力の現場から 開発にたずさわる若き専門家たち』(岩波ジュニア新書564、2007年)
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5. |
準備学修の内容 |
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毎回指定された参考文献・諸資料にあらかじめよく目を通しておくことが必要です。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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演習には毎回出席し、積極的に議論に参加することが大事です。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
演習参加者による自己紹介。演習の基本的な進め方についての相談。 |
【第2回】 |
演習担当者による自己紹介-私は何を学んできたか。 |
【第3回】 |
演習担当者によるプレゼンテーションとディスカッション-アジアの国々とその歴史(日本からみたアジア) |
【第4回】 |
演習担当者によるプレゼンテーションとディスカッション-今のアジアでは何が問題となっているか? |
【第5回】 |
演習参加者のグループ分けとその研究課題についての相談 |
【第6回】 |
共通の参考文献の購読-第1回目 |
【第7回】 |
共通の参考文献の購読-第2回目 |
【第8回】 |
共通の参考文献の購読-第3回目 |
【第9回】 |
各グループによる研究課題についての報告-第1回目 |
【第10回】 |
各グループによる研究課題についての報告-第2回目 |
【第11回】 |
各グループの報告に対する演習担当者によるコメント |
【第12回】 |
各グループの研究に関連する文献の購読-第1回目 |
【第13回】 |
各グループの研究に関連する文献の購読-第2回目 |
【第14回】 |
各グループによる報告 |
【第15回】 |
まとめのディスカッション |
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