Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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演習 II 伍井 和夫
必修  2単位
【経済】 16-1-1120-3396-02

1. 授業の概要(ねらい)

 取締役会の「内部統制」システム構築責任は、会社法第362条(取締役会の権限等)において明示されている。そして、この「内部統制」は、リスクベースの経営管理手法としても捉ることができる。この演習の秋期では、有価証券報告書、営業報告、アニュアルレポート等を教材とした事例研究、課題報告、及び企業の実務担当者とのディスカッションを通じて「内部統制」の理解を深める。

2.
授業の到達目標

 「内部統制」に関わる理論と実務を体系的に把握すると同時に、プレゼンテーションとディスカッションの手法を身に付ける。

3.
成績評価の方法および基準

 課題報告内容(70%)、演習の運営や企業の実務担当者とのディスカッションへの貢献度(30%)を総合的に評価する。尚、提出期限に遅れた課題報告の評価は満点の50%とする。尚、5回を超えて欠席した者は成績評価の対象外とする。

4.
教科書・参考書

テキスト:八田進二著『これだけは知っておきたい内部統制の考え方と実務』日本経済新聞社 2006年
参考書:トレッドウェイ委員会組織委員会著 鳥羽英至、八田進二、高田敏文共訳『内部統制の統合的枠組み』理論編及びツール編 白桃書房 1996年
鳥羽英至著『内部統制の理論と制度』国元書房 2007年

5.
準備学修の内容

 授業時間外の具体的な準備学習内容や課題は、LMSを通じて提示及び評価する。

6.
その他履修上の注意事項

 LMSを有効活用するため、パソコン及びインターネットの環境を整備しておくこと。おもしろおかしく(Joy & Fun)学習できるように、教員と共に工夫しよう。また、演習では、学生相互の人間関係も重要である。お互いに切磋琢磨する中で、生涯の友を得るように努めること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
ガイダンス:ゼミの進め方や学習の仕方などの説明。ビジネス電子メールの取扱い
【第2回】
企業統治・内部統制における三様監査(公認会計士監査・監査役監査・内部監査)の役割
【第3回】
業種・業界別の企業検討表の作成
【第4回】
業種・業界別の企業比較検討表の作成(1)
【第5回】
業種・業界別の企業比較検討表の作成(2)
【第6回】
日本光電工業(株)の企業検討表の作成
【第7回】
医用電子機器製造業の企業比較
【第8回】
キャリアサポートセンター・就職ガイダンス
【第9回】
化学製品製造業の企業検討表の作成
【第10回】
化学製品製造業の企業比較
【第11回】
上場会社グループ企業の検討(1)
【第12回】
上場会社グループ企業の検討(2)
【第13回】
上場会社グループ企業の検討(3)
【第14回】
外部講師の招聘:東洋商事(株)
テーマ:子会社の内部統制上の問題点と対応の事例
【第15回】
社会人に向けて:報告・連絡・相談について
【学外授業】日程は未定だが、平成28年度は日本光電工業(株)を会社訪問する予定