【第1回】 |
受講に当たっての諸注意と我が国の国際観光の過去から現在までを統計によって確認する――日本の国際観光収支は長い間赤字であったが,一昨年下旬から黒字へと転じた |
【第2回】 |
何故貿易は行われるのか――ある財・サービスが国際価格より安い国と高い国が存在するとき,価格が安い国から高い国へとその財は輸出され,輸出国の国内価格は上昇し,輸入国の国内価格は下落するといってよいか |
【第3回】 |
貿易が行われる主たる理由――古典的な絶対優位と伝統的な比較優位の概念の平易な説明 |
【第4回】 |
比較優位は生産可能性フロンティアによって見出すことが可能――比較優位の生産可能性フロンティアを用いた計算方法 |
【第5回】 |
比較優位を導出するための計算例――貿易は,絶対優位ではなく,比較優位で行われる |
【第6回】 |
観光における比較優位とは何を意味するか――観光にとっては比較優位のみならず,絶対優位も重要ではないか.例えば,エッフェル塔やグランドキャニオンは重要な観光資源であり,一つしか存在しない. |
【第7回】 |
貿易には比較優位の他に貿易をする際の交易条件が必要――交易条件と貿易 |
【第8回】 |
これまでのまとめと中間試験の実施 |
【第9回】 |
比較優位再論――比較優位の理論の理解を完全にするために仮想的な問題を提示し,それをどう説明可能かを平易に解説する |
【第10回】 |
伝統的な貿易理論から需要面に焦点をあてた新しい貿易理論――リンダーの貿易の需要理論の説明と国際観光への応用 |
【第11回】 |
貿易の新しい経済理論――規模の経済性の存在と製品差別化の説明 |
【第12回】 |
所得水準の類似性が貿易をするかしないかを決定する重要な要因である――何故か |
【第13回】 |
多くの国々が国際観光政策として実施している戦略的観光政策の基礎理論――戦略的観光政策の意味とクールノーの複占モデルの説明 |
【第14回】 |
クールノー・モデルの国際観光政策への応用とその評価 |
【第15回】 |
この講義のまとめと試験の実施 |