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授業の概要(ねらい) |
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行政法にはさまざまな理論や概念が出てきますので、とっつきにくい、と思う人も多いことでしょう。しかしそれらは、行政と国民の関係を適正に規律し、紛争の的確な解決に役立ことを目指して、先人が苦心してつくりあげてきたものです。行政法のいろいろな考え方は、具体的な事例に則して学んでいくことによってこそ理解が深まり、習得もしやすくなります。この演習では、行政法の分野で重要な判例を採りあげ、その結論だけでなく、事件の背景やそれらを取り巻く論議も含めて広く研究・考察を進めていくこととします。行政法に関連する具体的事例について全員で研究討議を行い、行政法の規律について検討を加え、現代における行政と国民の関係、さらには行政のあり方について考えていきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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①自主的に研究や調査をし、その成果を口頭やレポートで発表することができる。 ②行政法の重要課題について基礎的素養と応用力を培うとともに、行政法という切り口から、行政とはどういうものか、行政が抱える課題は何か、について理解を深める。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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演習での報告内容、また討議への参加状況により、総合的に評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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小早川・宇賀・交告編『行政判例百選 I [第6版]』(有斐閣)から、受講生にとってそれぞれ関心のあるテーマに関して事例を選ぶこととします。
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5. |
準備学修の内容 |
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(1)各回の報告をする担当者だけでなく、全員が課題の事例について予習をし、問題意識と疑問をもって演習に臨むこと。 (2)新聞記事、特に行政全般に関する記事には注意を払って読むことを習慣づけること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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(1)毎回、テキストと六法を必ず持参すること。これはおよそ法律学を志す者にとって必須のことです。 そして、常に六法で条文にあたってみることを心がけて下さい。 (2)「正解」にこだわることはありません。まずは、気づいたことや疑問、意見を述べてみることが大切です。ゼミを格好の訓練の場として活用して下さい。 (3)他人の意見に対し謙虚に耳を傾けるとともに、自分なりの問題意識を大切にするようにして下さい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
イントロダクション(Ⅰ) |
【第2回】 |
イントロダクション(Ⅱ)取り上げる事例の選定と担当者の決定 |
【第3回】 |
事例についての担当者の報告と全員による討議 |
【第4回】 |
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【第5回】 |
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【第6回】 |
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【第7回】 |
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【第8回】 |
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【第9回】 |
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【第10回】 |
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【第11回】 |
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【第12回】 |
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【第13回】 |
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【第14回】 |
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【第15回】 |
今学期の研究成果の取りまとめ |
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