1. |
授業の概要(ねらい) |
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保育者は、<その子>を当該年齢の幼児としてみるのではなく、今、目の前にいる一人一人の<その子>をよく理解しようとする姿勢が求められる。 本講義では、実践事例やビデオなどを使用し、「幼児を理解する」とはどのようなことなのか、どのような方法があるのかについて考察をすすめる。
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2. |
授業の到達目標 |
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一人一人の幼児を理解するためには、自己の幼児観・発達観・遊び観・思考傾向など、自らの価値観と向き合うことが求められる。 受講生同士での討議・検討を通し、他者の意見を聞くことにより自己の価値観に気付き、視野を広げることを目指す。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点、授業への取り組み、態度、コメントペーパー、課題レポート等の提出、試験を総合し評価する。 おおむね、授業への取り組み、態度、30%、コメントペーパー、課題レポートなど30%、試験40%を総合して評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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『幼稚園教育要領』 その他資料は、随時授業内で配布する。
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5. |
準備学修の内容 |
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授業内で指定された参考文献、プリントを読み、講義を受けること。 MELICや公共の図書館を利用し、講義に関連した書籍や情報を進んで調べること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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本講義に関心を持ち、意欲的に授業や課題に取り組み、積極的に意見交換をすること。 本講義で配布する資料は、基本的に後日配布することは行わない。やむを得ず欠席した場合は、受講者にコピーさせてもらうこと。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
オリエンテーション 他者とかかわるということ |
【第2回】 |
「わたし」とはなにか ワーク:絵本の読み合い |
【第3回】 |
関係性の中に生きる「わたし」 己の様々な側面を知る |
【第4回】 |
カウンセリングマインド カウンセリングマインドとは |
【第5回】 |
カウンセリングマインドと保育臨床 幼児を理解しようとする姿勢 |
【第6回】 |
幼児理解と援助の手がかり 保育者の専門性としての理解と援助 |
【第7回】 |
保護者理解 保護者理解を目指した援助 |
【第8回】 |
遊び理解と援助 保育における遊びの援助方法 |
【第9回】 |
幼児の遊びと保育者 幼児の主体性を育てる援助方法 |
【第10回】 |
個と集団の育ち 友だち・仲間との生活を支える援助とは |
【第11回】 |
保育記録 保育に生きる記録とは |
【第12回】 |
記録と保育計画 記録から、援助の方法を探る |
【第13回】 |
保育記録・省察・保育計画 実践後の記録・省察からの保育デザイン |
【第14回】 |
今後の課題 社会の変化と今後の課題 |
【第15回】 |
まとめ |
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