1. |
授業の概要(ねらい) |
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異文化を背景にもつ子どもたちが集まる学校において、現在求められている教育が多文化(共生)教育である。多様な人々が集まることによって生じる軋轢や葛藤に対して、相手を尊重し共生する資質が求められている。 そこで本科目では、多文化(共生)教育の概念や歴史、具体的な実践事例を学び、国際化やグローバル化の進展とともに国際化・多文化化がすすむ学校教育における多文化(共生)教育の可能性を考える。
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2. |
授業の到達目標 |
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・多文化(共生)教育の歴史について理解することができる。 ・内外の多文化学校の取り組みを知り、可能性と課題を考えることができる。 ・多文化教育の実際について理解することができる。 ・多文化教育教材を作成することができる。 以上を通して、多文化(共生)教育について自分の考えを表現することを目指す。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点(コメントカード、提出物)40%、テスト60%
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4. |
教科書・参考書 |
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参考文献:松尾 知明著『多文化教育がわかる事典』明石書店、2013年。
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5. |
準備学修の内容 |
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多文化マップなど作成のための調査と作成作業を授業時間外に求める予定です。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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教育と文化理解、多文化事象に関する興味をもって受講してください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
オリエンテーション 私たちの肌の色は何色か |
【第2回】 |
多文化教育の歴史 |
【第3回】 |
多文化教育の事例と教員養成(アメリカを事例に) |
【第4回】 |
多文化教育の事例と教員養成(オーストラリアを事例に) |
【第5回】 |
日本の多文化教育の歴史 |
【第6回】 |
多文化学校とは?海外の事例 |
【第7回】 |
多文化学校とは?日本の事例 |
【第8回】 |
多文化保育の取り組み |
【第9回】 |
多文化教育と先住民 |
【第10回】 |
教材をつくろう1―多文化マップ― |
【第11回】 |
教材をつくろう2―多文化カルタ― |
【第12回】 |
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【第13回】 |
多文化カリキュラムを描く |
【第14回】 |
多文化教師の資質 |
【第15回】 |
ふりかえり―多文化教育についての自分の考えを論じる― |
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