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授業の概要(ねらい) |
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TOEIC受験に向けた試験対策を行いますが、まずはTOEICの概要を知り、その形式に慣れることから始めます。対象は、TOEIC初心者で英検3級合格程度の英語力がある学生、あるいは、現在300~350点レベルの初級者を想定しています。 一般に、「日本人は文法・読解は得意だが、聞き取り・会話が苦手」と言われることが多いのですが、TOEICのデータに関する限りは逆の傾向が見られます。協会発表の公式データによると、例えば、12万人以上が受験した2012年9月度のテストにおいて、リスニング部門の平均スコア310.6に対し、リーディング部門の平均スコア255.6となっています。そこで、春期は、より得点がしやすいと思われるリスニング部門を集中的に訓練します。 なお、本年5月29日実施の公開テストから出題形式が一部変更されますが、この授業では旧出題形式の問題集で学習します。 理由1.IPテスト(=学内で受験できる団体受験用テスト)においては、2017年3月まで旧形式で実施。 理由2.本シラバス作成時点において、改定後の『公式問題集』が未公刊であり、具体例が入手不能。 理由3.初級者が確実に得点すべきPART1~2については、問題数が減少するものの形式に変更はない。
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授業の到達目標 |
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①PART1(短文の聞き取り)→基本単語を正確に書き取ることができ、60~80%程度得点できる。 ②PART2(典型的な質問→応答パターン)→場面に応じた定型表現に慣れ、60~80%程度得点できる。 ③PART3(短い会話の内容把握)→必要な情報のみに集中することで、30~40%程度得点できる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席20%、期末試験80%で評価します。ただし、出席に関する不正行為が判明した場合、期末試験の得点にかかわらず、「不合格」となります。また、たとえ15回全部出席したとしても、期末試験で一定レベルに達しなければ、「不合格」となります。単位稼ぎには向きません。参考までに、24年度と25年度受講者の単位修得率はともに約72%、26年度は約73%、27年度は約81%でした。
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教科書・参考書 |
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テキスト:『400点をめざす新TOEIC Testリスニング対策問題集』 松柏社
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準備学修の内容 |
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毎回の授業が試験のつもりで緊張感を持って取り組んでもらうため、原則として、予習は不要です。その代わり復習は、自信を持って「聞き取れた」と思えるまで、付属の自習用CDを使って念入りに行うこと。
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その他履修上の注意事項 |
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受講希望者多数の場合、適正な授業環境確保のため、人数制限(=100~120名程度)する可能性があります。初回の授業に出席し「簡易実力診断テストを受験」した学生が優先されます。また、昨年度私が担当したこの科目を履修したものの「出席不良」で不合格となった上級生は、定員に余裕がある場合のみ再登録を許可します。 この授業は、「自己啓発」の一環として開講されている科目です。他人の勉学の邪魔をするような非常識な学生は言語道断ですし、努力が嫌いな人もお断りします。出席に関する不正行為についても、厳しく対処します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 |
Guidance、履修(希望)受付、簡易実力診断テスト実施 |
【第2回】 |
PART1、PART2 |
【第3回】 |
PART1、PART2、PART3 |
【第4回】 |
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【第5回】 |
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【第6回】 |
PART3、PART4 |
【第7回】 |
PART1、PART2、PART3 |
【第8回】 |
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【第9回】 |
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【第10回】 |
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【第11回】 |
PART3、PART4 |
【第12回】 |
PART1、PART2、PART3 |
【第13回】 |
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【第14回】 |
PART3、試験範囲・内容解説 |
【第15回】 |
まとめ・試験 |
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