Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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保健体育科教育法 II 鈴木  漠
教職  2単位
【スポーツ医療】 16-1-1334-3235-06

1. 授業の概要(ねらい)

 中学・高校保健体育における各運動領域・種目等の機能的特性・効果的特性・構造的特性、成り立ち等についての理解の上に立って、領域別・学年別の目標や内容、中学・高校の接続・一貫性を踏まえた「授業づくり」の基本的な事項について学ぶ。さらに、指導案(単元計画・本時案)の作成・発表、模擬授業や事後研究協議を実際に行い、現場に生きる実践的な指導力を身に付ける。

2.
授業の到達目標

 1.中学・高校の保健体育における各運動領域・種目等の運動特性等及び体育理論・保健領域の構成について理解することができる。
 2.各領域別・学年別の目標や内容に応じた「授業づくり」について理解し、指導案(単元計画・本時案)を作成することができる。
 3.実践的な指導力を身につけるため、指導案の発表や模擬授業、事後研究協議を行うことができる。

3.
成績評価の方法および基準

 授業実施回数の2/3以上の出席を前提に、①授業内課題(20%)②指導案作成・発表(60%)③事後研等での相互評価・意見発表力(20%)で評価する。

4.
教科書・参考書

 テキスト:①『中学校学習指導要領解説 保健体育編』(文部科学省、東山書房)
      ②『高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編』(文部科学省、東山書房)
 参考書等:①『新版 体育科教育学入門』(高橋健夫・岡出美則・友添秀則・岩田靖 編著、大修館書店)
      ②『小学校学習指導要領解説 体育編』(文部科学省、東洋館出版社)
      ③『体育科教育』(月刊誌、大修館書店)
      ④『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料【中学校保健体育】』
       (文部科学省・国立教育政策研究所、教育出版)
      ⑤『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料【高等学校保健体育】』
       (文部科学省・国立教育政策研究所、教育出版)

5.
準備学修の内容

 ・テキストとなる学習指導要領解説に普段から目を通し、専門用語等を理解すること。
 ・文部科学省や都道府県の体育・スポーツ情報に関心を持ち、積極的に入手すること。
 ・教育実習での指導場面を想定して、教材開発関連資料を積極的に収集、整理すること。

6.
その他履修上の注意事項

 ・学生としての基本的な受講態度を身に付けて臨むこと。
 ・良き教員を目指して積極的に学習すること。
 ・常に教育実習での研究授業を想定して学習すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
オリエンテーション(シラバス概要・受講態度・成績評価方法等の説明)
【第2回】
「体つくり運動」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第3回】
「器械運動」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第4回】
「陸上競技」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第5回】
「水泳」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第6回】
「球技(ゴール型)」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第7回】
「球技(ネット型)」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第8回】
「球技(ベースボール型)」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第9回】
「武道(柔道、剣道)」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第10回】
「ダンス」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第11回】
「体育理論」及び「保健」の授業づくりと教材研究(指導案作成・発表、研究協議)
【第12回】
模擬授業(個人的・対人的な運動領域の中から選択)と事後の研究協議
【第13回】
模擬授業(集団的な運動領域の中から選択)と事後の研究協議
【第14回】
模擬授業(体育理論、保健から選択)と事後の研究協議
【第15回】
まとめ(授業の充実と教材研究の視点、指導案の改訂版作成・提出)