Web Syllabus(講義概要)

　この授業は、４年次の教育実習における中学校社会科および高等学校地理歴史科の授業の準備作業となるものです。社会科・地理歴史科の授業がどういった条件の下で成り立っているのかを理解して授業資料を作成し、順番に発表を行っていきます。前期は特に日本史の前近代の部分を範囲とします。社会科・地理歴史科教育法Ⅱを受講するための前提となるものです。

　①日本史教科書の前近代の部分がどのように記述されているかを理解すること。
　②日本史の授業をつくる際の基本的な考え方を身につけること。

　授業に３分の２以上出席して毎回、小テストの解答用紙を提出することが大前提です。
　その上で、評価はおおよそ発表10％、発表後のレポート10％、小テスト10％、試験70％の割合で判定します。

　文部科学省『中学校学習指導要領解説　社会編』　日本文教出版
　文部科学省『高等学校学習指導要領解説　地理歴史編』　教育出版
　新課程対応『詳説日本史B』　山川出版社

　発表の担当になっている者は、出席者全員に配布する発表資料を作成すること。
　また、その時間に担当となっていないときも、発表の対象範囲となっている日本史教科書の部分を読み、小テストに備えることが必要となります。

　いつも自分が教育実習の教壇に立っているという気持ちで授業に参加して下さい。
　第１回、第２回は発表の順番を決めるので必ず出席して下さい。万一、出席できない場合は事前に私まで連絡して下さい。なお、「授業の計画」の項目は、今後、多少変わる可能性があります。