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授業の概要(ねらい) |
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この講義では、徳川清水家の御広敷用人村尾嘉陵(1760-1841)が作成した江戸近郊の旅の記録(『江戸近郊道しるべ』)を全履修者・教員間で読み進めていきます。毎回、発表担当者は指定された部分を事前に読み、その要旨をレジュメにまとめます。そして講義時に、担当箇所の内容をわかりやすく他の履修者・教員に説明することになります。さらに発表内容について質疑応答を行い、書籍の内容や専門用語などに関する理解を深めていきます。このような作業を経験することで、みなさんは当時の社会の様子や記述された地域の特徴を把握できるようになります。これに加え、文章を要約する能力やプレゼンテーションの技術も身につけることが可能になります。これらの技術・能力は卒業論文を作成するうえで不可欠なものとなります。
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2. |
授業の到達目標 |
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①地理学に関する書籍を読み、その要旨をレジュメにまとめ、発表することができる。 ②書籍に記述されている地域の特徴を把握し、これを他者に説明できる。
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成績評価の方法および基準 |
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発表(80%)と受講態度(20%)をもとに、総合的に評価を行います。 ※受講態度とは、質疑応答にのぞむ態度のことを意味します。
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4. |
教科書・参考書 |
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・テキスト: 村尾嘉陵著・阿部孝嗣訳『江戸近郊道しるべ 現代語訳』講談社、2013年。
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準備学修の内容 |
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講義の前後にテキストを熟読し、予習・復習をして下さい。また、地理学とその隣接分野の書籍を読み、知識の獲得に励んで下さい。
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その他履修上の注意事項 |
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・「地理書講読Ⅰ」とあわせて通年で受講することを望みます。 ・毎回、出席カードを配布します。このカードに質問・意見・要望などを自由に書いて提出をして下さい(記載内容で減点することはありません)。 ・出席回数が少ない、発表時に無断で欠席をしたなどの場合、成績評価の対象とはしません。やむを得ない事情がある場合はご相談下さい。 ・発表時にパワーポイントを使用して下さい。これを機に、パソコン関連の知識・技術を磨いて下さい(使用方法は第1~2回目で学びます)。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 |
ガイダンス(受講上の諸注意・発表の順番と分担箇所の確認) |
【第2回】 |
発表方法とレジュメの作り方について |
【第3回】 |
発表① |
【第4回】 |
発表② |
【第5回】 |
発表③ |
【第6回】 |
発表④ |
【第7回】 |
発表⑤ |
【第8回】 |
発表⑥ |
【第9回】 |
発表⑦ |
【第10回】 |
発表⑧ |
【第11回】 |
発表⑨ |
【第12回】 |
発表⑩ |
【第13回】 |
発表⑪ |
【第14回】 |
発表⑫ |
【第15回】 |
まとめ ※受講者の人数に応じて、講義形式を変更する場合があります。 |
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