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授業の概要(ねらい) |
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社会学的に物を見るためには、社会学の歴史を押さえておく必要がある。なぜなら、社会学者と呼ばれる人々が自分たちの社会をどのように捉え、そこから何を引き出そうとしたのかという問いを歴史的に明らかにすることによってのみ、現在の社会学がもつ特徴もまた明らかになるからである。 この講義では、抽象的な議論に終始するのではなく、それぞれの社会学者の社会に対するイメージやその背後にある考え方を明らかにするとともに、このような社会学的思考が現実の社会とどのように切り結びうるのかということにも焦点を当てながら、具体的な社会学の歴史を分かり易く見てゆくことにしたい。
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授業の到達目標 |
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社会学とは何かという問題に対して、自分なりの解答やそのイメージを手に入れることを、この授業の到達目標とする。
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成績評価の方法および基準 |
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2回程度行われる授業内レポート(A+からC-までの9段階で評価)と、定期試験の成績によって評価を行う。
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教科書・参考書 |
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『クロニクル社会学』(有斐閣アルマ)、那須 壽編著
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準備学修の内容 |
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授業中に出てきたわからない言葉や術語の意味などを調べて授業内容を把握しておくとともに、関連する文献や資料などを読んでおくことで、いつでも授業内レポートに対応できるようにしておくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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社会学科の学生として、常識的に知っておきたいことを学んでほしいと思います。社会学について考えることは(それがたまたまにせよ社会学科に入ったのだから)、頭の体操であり、就職のときに必ず尋ねられる、「何を学びましたか」という問いへの答えを考えることです。
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各回の授業内容 |
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| 【第1回】 |
| 社会学的機能主義とは何か① |
| 【第2回】 |
| 社会学的機能主義とは何か② |
| 【第3回】 |
| パーソンズの構造―機能主義理論 |
| 【第4回】 |
| シンボリック相互作用論とは何か |
| 【第5回】 |
| 現象学的社会学とは何か |
| 【第6回】 |
| ゴフマンの社会学 |
| 【第7回】 |
| 合理的選択理論とは何か |
| 【第8回】 |
| エスノメソドロジーとは何か① |
| 【第9回】 |
| エスノメソドロジーとは何か② |
| 【第10回】 |
| フーコーと主体の系譜学 |
| 【第11回】 |
| ブルデュー、ルーマンと社会の構造 |
| 【第12回】 |
| ギデンズと高度近代社会 |
| 【第13回】 |
| カルチュラル・スタディーズとは何か |
| 【第14回】 |
| リスク社会論 |
| 【第15回】 |
| 後期のまとめとテスト |
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