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授業の概要(ねらい) |
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約14年間の学校生活をおくり、「社会に出る」ことをそろそろ目前に控えた皆さん。グローバル化した現代世界/社会は、技術革新が進みかつてない利便性を享受できる一方で、何十億の人が貧困状態にあり、緩慢な(あるいは緩慢でもない)環境破壊が進み、常に誰もが「利潤」のために駆りたてられる世界でもあります。そこで生き延びるのが困難になるのは何も貧困国の人々だけではありません―相対的に豊かな国に生きる私たちも、例えばフクシマが、あるいはひきもきらない職場内外のハラスメントや過労死が示すように、生きる困難とは背中合わせ。「ただ生きる」ことがときに困難なこの社会/世界のなかで、これから私たちはどう働き、生きていったらよいのでしょうか。否、どう働き、生きたいのでしょうか? それが実現できるように社会/世界をどう変え、変えるためにどう動いたらよいのでしょうか? 確かなことは、それは個人でではなく、私たち皆の恊働的・社会的実践を通じてのみ実現するということです。ゼミでのまさに「恊働」を通して、考えていきましょう。
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2. |
授業の到達目標 |
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現代社会/世界の「労働」をめぐる状況について、基本的理解を形成する。そのなかで、いかに自分が「動く/働く」べきかについての展望を形成する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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毎回授業への出席が単位修得の前提である。授業内の発表(30%)、授業内のワークへの参加(40%)、期末レポート(30%)を総合して評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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授業内で適宜指示する。
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5. |
準備学修の内容 |
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授業で取り上げるテクストを予め読み、論点をピックアップしてくる。担当した発表をクリアする。期末にレポートをまとめる。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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既にどこかにある知識を吸収することを目的とする授業ではありません。吸収は前提、問題はそこからどうアウトプットするか。常に自分はどう「動く/働く」かを考えましょう。 いずれにせよ出席・参加が基本となりますので、そのつもりで。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
イントロダクション(1):授業説明 |
【第2回】 |
イントロダクション(2):「労働」経験をシェアしよう |
【第3回】 |
イントロダクション(3):「労働」をめぐる問題を考える |
【第4回】 |
発表とディスカッション(1) |
【第5回】 |
発表とディスカッション(2) |
【第6回】 |
発表とディスカッション(3) |
【第7回】 |
発表とディスカッション(4) |
【第8回】 |
発表とディスカッション(5) |
【第9回】 |
発表とディスカッション(6) |
【第10回】 |
発表とディスカッション(7) |
【第11回】 |
発表とディスカッション(8) |
【第12回】 |
発表とディスカッション(9) |
【第13回】 |
発表とディスカッション(10) |
【第14回】 |
発表とディスカッション(11) |
【第15回】 |
振り返りと展望 |
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