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授業の概要(ねらい) |
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自己と他者と社会の相互作用から生じる心理学的現象はさまざまであるが、この授業では「暴力」と「平和」に焦点を当て、歴史のなかで人が現在どのような社会を生きているか、暴力を減少させるものは何か、平和に向けての道はどこにあるかを掘り下げて考えていく。また、暴力と平和を求める人間の性質とはどのようなものかを考え、その考えを実証するためにどのような研究をすることができるかを追求する。 心理学演習Aでは、『暴力の人類史(上)』をテキストとする。
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授業の到達目標 |
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授業を通して最終的には次の3点を身に着けてほしい。 ①暴力と平和について専門的な視点で論じることができる。 ②発表や討論を通して自分の考えを他者に伝えることができる。 ③自分が関心をもつ文献にアクセスし、詳しく調べることができる。
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成績評価の方法および基準 |
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毎回の授業で以下の点を評価する。 ①専門的な知識を利用して、適切に解説や討論をすることができるか。 ②自分の考えを他の受講生に効果的に伝えることができるか。 ③テキストに掲載されている原著論文にアクセスし、その内容を調べることができるか。
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教科書・参考書 |
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テキスト:スティーブン・ピンカー(著)『暴力の人類史(上)』(青土社)
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準備学修の内容 |
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発表担当者は、パワーポイントで作成した資料を用いて、他の履修者が内容をよく理解できるように、また、他の履修者からの質問や意見に対応できるように、事前に十分な準備をしておく。他の履修者は事前に該当箇所を読み、討論の際には積極的に発言することが求められる。
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その他履修上の注意事項 |
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授業時間外に自主的に文献研究を進めることが要求される。授業では積極的に発言し、自分の考えをわかりやすく伝える訓練をしてほしい。資料配布、課題提出、授業に関する連絡には、帝京大学のWeb File Serverを利用する。
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各回の授業内容 |
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| 【第1回】 |
| 授業についての説明、発表担当の割り当て |
| 【第2回】 |
| 文献検索の方法、グループ・ミーティング |
| 【第3回】 |
| 異国 |
| 【第4回】 |
| 平和化のプロセス |
| 【第5回】 |
| 文明化のプロセス1 |
| 【第6回】 |
| 文明化のプロセス2 |
| 【第7回】 |
| 人道主義革命1 |
| 【第8回】 |
| 人道主義革命2 |
| 【第9回】 |
| 長い平和1 |
| 【第10回】 |
| 長い平和2 |
| 【第11回】 |
| 新しい平和1 |
| 【第12回】 |
| 新しい平和2 |
| 【第13回】 |
| 心理学の研究に向けて1 |
| 【第14回】 |
| 心理学の研究に向けて2 |
| 【第15回】 |
| 心理学の研究に向けて3 |
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