1. |
授業の概要(ねらい) |
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現代社会はグローバル化が一層進み、情報が広く普及するとともに、さまざまな国、地域や民族集団の文化が注目されることになろう。多様な民族が混じりあって暮らす多民族多文化社会は、シティズンシップという共通性と同時に、それぞれの差異が承認される社会であることが求められる。そうした課題は各社会においてどのような形で現れてきているのだろうか。本授業では各受講生が専攻する文化圏のグローバル化に関わるテーマと具体像について発表しあい、そこで生じてきている文化や制度の共通の方向性、同時に、加速化する多民族化、多文化化の様相への考察を試みる。
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2. |
授業の到達目標 |
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それぞれの専攻地域や言語を生かして、各文化圏の代表的知識人の言論や表現に関し、原書資料を利用した発表を行う。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席、提出物、発表、レポートなどで総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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授業内で適宜指示する。
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5. |
準備学修の内容 |
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指定する資料を読み、それぞれの専攻するテーマと関連させつつ論評を行う準備をすること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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研究への主体的な取り組み、資料の読解、授業における積極的な発言に努めて欲しい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
オリエンテーション、授業の進め方、研究の方法、評価など。 |
【第2回】 |
「超域文化」を考える視点 |
【第3回】 |
「超域文化」と個別文化 |
【第4回】 |
個別文化を貫くもの |
【第5回】 |
多文化化へ向かう社会と超域文化の考え方 |
【第6回】 |
専攻する文化圏の政治と文化1 |
【第7回】 |
専攻する文化圏の経済と文化2 |
【第8回】 |
専攻する文化圏の社会と文化3 |
【第9回】 |
専攻する文化圏の宗教と文化4 |
【第10回】 |
専攻する文化圏の教育と文化5 |
【第11回】 |
異なる文化圏の視点に触れる1 |
【第12回】 |
異なる文化圏の視点に触れる2 |
【第13回】 |
異なる文化圏の視点に触れる3 |
【第14回】 |
文化力とは何か まとめの討論 |
【第15回】 |
レポート提出と振り返り |
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