平成28年度
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19世紀以降、非ヨーロッパ世界、とくに日本の芸術をヨーロッパが理解し受容していくプロセスをたどる。印象派をはじめとするヨーロッパの新たな芸術運動に日本の浮世絵等が与えたインパクト、ギリシアを理想とする美術観とは異なる東洋的なものの捉え方を提示した岡倉天心、精神性において禅仏教がキリスト教に比肩することを開示し、東洋精神の深みから東洋美術の本質を説く鈴木大拙の論考を読んでいく。期中に3回個人発表をおこなう。
異文化間の芸術受容のあり方を検証し、芸術の超域性および異文化について理解を深める。異文化の理解ならびに表現の特徴を身につける。
平常点50%、発表30%、テスト20%。
鈴木大拙『禅と日本文化』
個人発表の準備。発表時の質疑応答で明らかになった問題点について調べる。授業で紹介する作品を美術館で鑑賞する。
芸術に現れた文化の違いに注意してほしい。