1. |
授業の概要(ねらい) |
|
テーマ:アメリカ映画における『若者の反抗』 今年度から復活する『比較映画論』の講義では、毎年、何らかのテーマを設定してその趣旨に沿って複数の映画を分析していきます。 2015年度前期は、『アメリカ映画における若者の反抗』をテーマとして選びました。 選んだ作品は、1950、60年代という、かなり古い古典的作品です。 現在の学生諸君からすると、半世紀以上昔の『若者』が、親や社会に対して『反抗』する有様を、古臭いと思うか、自分たちと共通する、と思うか。ありえないと拒否するか、普遍的だと共感するか。 各人一人一人、自らの感性で感じ取って、それをご自身の言葉として再生産していただきたいと思います。 人数次第ですが、毎回、時間終了までには何を考えたか、B5判一枚くらいに書いていただきます。人数次第では中間レポート、最低でも授業終了時には作品のどれか一つを選んでレポートを書いていただきます。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
映画の主題を把握すること、何を訴えているかを感じ取ること、描写の様式を理解すること、そして、ほかの誰でもないあなた自身がそれをどのように表現できるか、です。情報を、受けるだけでなく、再生産する能力を身に着けて頂きたい。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
毎回書いていただく感想(あるいは批判)が平常点、期末レポートは必須。中間レポートも、人数次第ではあり得ます。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
毎回、ハンドアウトを配布します。 選んだ作品は、どれもDVDがレンタル・ビデオ店で借りられますし、メリックにも所蔵されているので、予習復習可能のはずです。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
可能なら、自分の好きな映画を見ては、それについて言葉で表す訓練を積んでほしい。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
映画を見るだけの楽な授業、なんてことはあり得ません。 受信するだけでなく、それをどう再生産して発信するか、が評価の眼目となります。自分の頭で考えること、自分の言葉で語ること、が要求されます。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 |
イントロダクション&映画『日の当たる場所』 |
【第2回】 |
『日の当たる場所』第二次大戦以前の『自然主義』文学作品の対策『アメリカの悲劇』の映画版です。『出世したい、金持ちになりたい、美人と結婚したい、逆玉に載れるなら乗りたい』という、ごく普通の夢、憧れを持つ若者の努力、挫折、さらには悲劇。 |
【第3回】 |
|
【第4回】 |
『理由なき反抗』1950年代の『永遠の若者』ジェームス・ディーン主演の文字通りど真ん中の『反抗』を描く作品です。ファッション、ヘアスタイル等にも注目してください。 |
【第5回】 |
|
【第6回】 |
|
【第7回】 |
『ウエストサイドストーリー』及びその原作の『ロミオとジュリエット』 ニューヨーク下町、ウエストサイドの不良少年グループの構想と、恋愛悲劇を、ミュージカルで。ミュージカルという表現様式には、賛否両論があると思います。さらに本来の原作としてのシェイクスピア作品『ロミオとジュリエット』を振り返り、古典的作品がどれだけ有効かを考察したいと思います。 |
【第8回】 |
|
【第9回】 |
|
【第10回】 |
|
【第11回】 |
|
【第12回】 |
『アメリカン・グラフィティ』 GOOD Old Daysを、70年代から振り返る――という趣向です。 |
【第13回】 |
|
【第14回】 |
|
【第15回】 |
当時のドキュメンタリー映像 |
|