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授業の概要(ねらい) |
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実践中国語の授業内容は、前期と後期のトータルで設定します。 今まで学んだ中国語に、一歩踏み込んだ文法の知識や読解の技術を学びます。実践的でリアルな中国語を学び中国を深く理解するために、現代中国に関する「時事的テーマ」などを取り上げ、幅広く中国の現代事情に触れながら、翻訳力とディスカッション力を身に付けていきます。語学の基本である翻訳力と伝達力、情報力、纏める力などを高めていくことに重点を置いた授業を行います。 授業で取り上げた内容についてグループごとの討論を通して自分の考えをはっきりさせたり、自分の意見やグループ意見を纏めた結果を発表したりすることを行います。 実践の一環として、課外授業で中国文化に触れたりすることでコミュニケーション能力を深めていきます。 ※この授業はオープン科目なので、他学部の学生も履修することができます。「コミュニケーション中国語Ⅱ―Ⅱ」を終え、読解や翻訳を学びたい学生は大歓迎です。
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2. |
授業の到達目標 |
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語学授業の最後の一年間になりますので、今まで学んだ知識を生かし、できるだけ多くの中国に関する情報を身に付け、より高い語学力を獲得することを最大の目的としています。一年間を通して翻訳のコツを身に付け、最終的に辞書があれば何でも訳せるという自信を付けることが目標です。この授業を通して堂々と人前で発言ができ、自身のコミュニケーション能力に自信が持てるようになることを狙います。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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①積極的な中国語での発言や授業参加態度 ②毎回小テストの評価を加算 ③中間テストと期末テスト ④15回の出席は基本で、欠席は減点法式になります。一回の欠席はSを逃す;2回の欠席はAを逃す;3回の欠席はBを逃す;欠席は4回まで、それ以上は単位を逃すことになる ⑤遅刻は2回で欠席1回の扱い
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4. |
教科書・参考書 |
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『時事中国語の教科書』三潴正道、陳祖蓓2016年度版-〈CD付〉朝日出版社 補充教材とプリント配布
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準備学修の内容 |
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教材や配られた補充教材内容を予習して下さい。それに関連する情報を積極的に調べたり、読んだりして、自分なりの課題を見つけ、興味のあるものについて自分の感想と意見を記して提出するとプラス点として評価します。
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その他履修上の注意事項 |
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授業中に積極的に自分の意見を言うことと相手の意見をよく聞くことが大切なことです。グループの中にいる自分は主役だと思ってください。翻訳の難度を恐れずにコツコツ取り組み、効果が出た時の喜びを味わって下さい。 必ず辞書を持参して下さい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
下記の授業計画は目安であり、皆さんの消化度に合わせて調整していきます。 ガイダンス、授業の構成と進み方について説明します。 |
【第2回】 |
中国事情:中国人の消費観念と翻訳文練習(日⇒中短文) |
【第3回】 |
グループディスカッションと翻訳発表 |
【第4回】 |
中国事情:一人っ子政策の変化と老齢化対策 |
【第5回】 |
グループディスカッションと結果発表 |
【第6回】 |
中国事情:中国のアニメ世界と翻訳練習(日⇒中短文) |
【第7回】 |
グループディスカッションと結果発表 |
【第8回】 |
グループ議論と中間テスト |
【第9回】 |
映画鑑賞と感想 |
【第10回】 |
グループディスカッションと翻訳練習(中⇒日短文) |
【第11回】 |
中国事情:中国少数民族の生活に関する調査結果の発表 |
【第12回】 |
中国事情:トイレ革命の表裏と翻訳練習(日⇒中短文) |
【第13回】 |
中国事情:中国少数民族の生活に関する調査結果の発表 |
【第14回】 |
中国事情:中国の若者について及び翻訳練習(中⇒日短文) |
【第15回】 |
感想発表とテスト |
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