Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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法学 I 田中 友梨
【Ⅴ】  2単位
【Ⅴ 法律と政治のしくみを学ぶ】 16-1-1501-3351-01

1. 授業の概要(ねらい)

 裁判は大きく分けて、刑事事件と民事事件があります。
 刑事事件に関しては、刑事裁判のやり方について、また、どのように問題を解決するか学びます。
 民事事件は、身近な問題、何気ないやりとりから始まることもあります。身近な民事事件を例にとって、問題が起きたとき、どのようなルールに従って解決をするかを学びます。
 気になるテーマや気になるニュースがあれば、提案をして下さい。
 みなさんが興味のあるものをテーマに、一緒に授業を作っていきたいと思います。

2.
授業の到達目標

 身近なできごとに潜む法的な問題点に気づくこと、基礎的な法律用語、法知識を前提として、法的思考を修得することを目標とします。

3.
成績評価の方法および基準

 ・6回以上の欠席で期末試験の受験資格はないものとします(救済措置としてのレポート等はありません。)。
 ・就職活動、公欠(部活の試合や引率)、通院等、合理的な理由がある場合は、所定の届出や証明するものがあれば、出席としますので、すぐに申し出て下さい。
 ・出席は、原則として、IDカードの打刻によって確認します。カードを忘れた場合は、出席カードを書いてもらいますが授業を受けずに退室をしたときは、欠席とみなしますので注意して下さい。
 ・たまに、出席カードや授業の感想等を書いてもらいます。良い意見や鋭い質問があれば、加点します。
 ・最終的な成績は、期末試験の点数と授業態度(意見や質問など)で決定します。
 ・テーマの提案、積極性や授業中のマナーも授業態度として評価の対象とします。

4.
教科書・参考書

 テキスト:『法学講義(平成25年度版)』後藤邦春・著
 参考書:『問答式法律相談(法学編)』後藤邦春・著
 ※期末試験では、テキストは、持ち込み可(書き込み可)です。
  レジュメを配布することもありますが、レジュメの持ち込みは不可です。

5.
準備学修の内容

 特にありません。ニュースなどに興味を持つとよいと思います。

6.
その他履修上の注意事項

 身近な問題の根底に、法があることを知ること、また、これらに興味を持ってみて下さい。
 授業外では、特に課題を設けることはしません。授業時間内に集中して、楽しんで参加して頂ければと思います。気になったテーマがあったら積極的に提案して下さると嬉しいです。

7.
各回の授業内容
【第1回】
ガイダンス、授業について
【第2回】
条文の読み方、代表的な法律用語・公用語の使い方
【第3回】
条文の適用・解釈とは?判例とは何か?
【第4回】
刑事事件について
①刑事事件/刑事裁判とは?
②具体的な事件をもとに、処理について検討
例:殺人、強盗、窃盗(万引き含む)、ストーカー、過失、正当防衛、裁判員裁判など
【第5回】
【第6回】
【第7回】
【第8回】
【第9回】
民事事件について
①民事事件/民事裁判とは?
②具体的な事例をもとに、処理について検討
例:時効制度、浮気と離婚問題、相続・遺言書の書き方、名誉毀損、いじめ問題、隣人トラブルなど
【第10回】
【第11回】
【第12回】
【第13回】
リクエスト講義(みなさんの興味があるもの)
【第14回】
【第15回】
まとめと期末試験
※上記以外にも、法律や刑罰の歴史、プロファイリング、精神鑑定など、興味あるテーマがあればリクエストして下さい。どの回に、どのテーマを扱うかについては、授業中に意見を聞きたいと思います。
※イメージを持って頂くため、必要に応じて、DVDの視聴を行います。