Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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文書表現演習 IV 佐藤 光宣
必修  2単位
【現代ビジ】 16-2-2120-0258-10

1. 授業の概要(ねらい)

 卒業論文完成に向け、相互に批評的に検討しつつ段階的にまとめあげていく実践演習を行います。これまで培った技能を発揮し、明確な根拠に基づき説得力ある論文をまとめるとともに、広い視野から自らの取り組みについて俯瞰的にまとめあげる文章作成を目指します。

2.
授業の到達目標

 漢字検定の級認定取得を要求します。また、卒業論文を論理的な構成に報告と査読を通してかたちにし、更に核となる参考文献1冊について本格的書評を執筆、提出することが必要となります。

3.
成績評価の方法および基準

 定期試験は実施せず、成績評価は毎回の小テストや授業の積極的参加などの平常点及び随時出される課題の達成度から総合的に評価します。詳細については初回授業時に説明します。

4.
教科書・参考書

 特定のテキストは使用せず、授業は毎回配付する教材プリントで進めていきます。参考文献は必要に応じ適宜紹介していく予定です。必要に応じレポート・論文の書き方指南書や辞典などの入手を検討してください。

5.
準備学修の内容

 春学期同様、漢字や語彙の自主学習を続けてください。進行状況は随時チェックし平常点に加えます。
 秋学期では、各自が授業時間外に卒論や期末課題の原稿作成を進めており、授業はチェックと講評を主とする形態に変わるため、計画的に執筆を進めてください。具体的な段階については初回授業時に指示します。卒業論文の提出期限と本授業の期末課題の提出期限は異なりますので、水準を満たすよう丁寧に準備を進めてください。

6.
その他履修上の注意事項

 秋学期より各回授業は各自の進捗に沿った個別指導に変わっていきます。受動的な取り組みでは要求水準を満たすことは困難なので、特に授業時間外の作業に真摯に取り組むこと。

7.
各回の授業内容
【第1回】
授業概要・評価方法の説明及び初回テスト
【第2回】
批判トレーニング①:質問の考え方
【第3回】
論証とは何か:因果関係について
【第4回】
批判トレーニング②:異論と立論論証とは何か②
【第5回】
論文とテーマ設定について
【第6回】
引用の作法①:基本的ルール
【第7回】
引用の作法②:問題点の確認
【第8回】
卒論構想報告①
【第9回】
相互講評と改善点について
【第10回】
卒論構想報告②
【第11回】
卒論個別査読・講評①
【第12回】
卒論個別査読・講評②
【第13回】
卒論個別査読・講評③
【第14回】
卒論個別査読・講評④
【第15回】
秋学期まとめ(予定)
(但し受講生の理解度などにより進度・内容は適宜変更することがある)