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授業の概要(ねらい) |
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エコビジネスの世界観を知る上での入門講義です。この講義ではこれからの経済に大きい影響を与えると予測されているエコビジネスのビジネスモデルの成り立ちや仕組み、また将来展望を体系的に学ぶとともに、近年注目を集めている環境問題や新しいビジネスの観点からも考えていきます 日本経済の景気低迷が叫ばれる中、環境関連のビジネス(エコビジネス)は今後最も成長が期待できる発展途上の産業分野です。どのようなモデルがあって、なぜ成長が期待されているのか?それらを最新事例を交え解説していきます。 環境というと自然環境のことのみを連想してしまいがちですが、たとえば生活環境や地域環境という言葉があるように、「環境」は人が生きる上で関わるさまざまな事象が対象となります。これらの観点に関係するビジネスモデルにも触れていきたいと思います。 また授業内に数度、ゲストスピーカーをお招きしての講演を予定しています。日時や詳細についてはガイダンスの際にお知らせします。
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2. |
授業の到達目標 |
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本講義は「エコビジネス」をテーマに、社会問題に対して「興味」を持つきっかけを作り、「意識」を高め、受講生個々人が自らの「意見」を持つことを目的としています。
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成績評価の方法および基準 |
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授業貢献度、期末テスト、およびゲストスピーカーによる講演の際の感想レポートから相対的に評価します。
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教科書・参考書 |
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参考文献①:グリーンズ(2012)『ソーシャルデザイン(アイデアインクシリーズ)』朝日出版社 参考文献②:グリーンズ(2013)『日本をソーシャルデザインする(アイデアインクシリーズ)』朝日出版社 上記参考文献の他、必要な参考文献・資料は講義中にお伝えします。また興味のある事例についてWebや新聞、ニュースなどから情報として得ておいてください。
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5. |
準備学修の内容 |
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変化が激しいビジネスのため、最新事例をWebや新聞、ニュースなどから情報として得ておいてください。Webを調べることに抵抗がある方は、自分が普段使用している使い慣れたツール(Twitter、Facebook、スマホのアプリなど)なんでも構いません。大事なのはいかに関連する情報に触れているかです。さらに、興味を持った内容についてはより深く情報を集め、可能であれば関連する文献を読んでおくと良いです。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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知識や情報の習得だけを目的とするのではなく、環境をテーマにした様々な問題について意識を高め、知識を深めることで自らの意見を持てるようになりましょう。 また、環境という視点で就職先や起業など、これからの進路を考えるきっかけとしてもらいたいと思います。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 |
講義イントロダクション ~エコビジネスを学ぶにあたって、なぜ“エコ”の視点が必要なのか?~ |
【第2回】 |
エコビジネスを学ぶ理由 ~原子力エネルギーの実態~ |
【第3回】 |
エコビジネスの歴史、環境規制とエコビジネス発展の経緯、エネルギーを巡る世界情勢 |
【第4回】 |
リサイクル -廃棄物処理、リサイクル技術- |
【第5回】 |
国際戦略 -京都議定書と排出量取引の仕組み- |
【第6回】 |
国際戦略 -地球温暖化とIPCC- ▶環境省関連団体よりゲストスピーカーを予定 |
【第7回】 |
再生可能エネルギー -太陽光発電ビジネス- |
【第8回】 |
再生可能エネルギー -風力発電ビジネス- |
【第9回】 |
新エネルギー -シェール資源、メタンハイドレート- |
【第10回】 |
新しい環境問題 -PM2.5- |
【第11回】 |
自然素材とニュービジネス -スマートアグリ- |
【第12回】 |
環境と企業戦略 -マーケティング戦略とブランディング構築- |
【第13回】 |
環境と企業戦略 -パナソニックの環境戦略- ▶パナソニックグループよりゲストスピーカーを予定 |
【第14回】 |
これからのエコビジネス -イベント型エコビジネス、意識啓発活動- |
【第15回】 |
講義リフレクション |
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