Web Syllabus(講義概要)

　本講義では労働の文脈における人間の行動や心理に関する行動科学の基礎的知見を学ぶ。産業組織心理学１では主に，職場での“個人”の心理プロセスに焦点を当てる。
　※後期に開講予定の産業組織心理学２では，“個人と集団との関わり”についてのテーマを中心的に取り上げる予定である。

•社会心理学における組織行動に関する研究例を学び，心理学の知見が日常生活に応用可能であることを理解する。
•私たちの暮らしに他者の影響が無視できない役割を果たしている点を理解し，他者との協調の重要さを学ぶ。
•近年の労働環境を取り巻く問題について関心をもつ姿勢を身につける。

　出席と参加態度（リアクションペーパーへの回答にもとづき評価）を30％，試験を70％として評価する。

テキスト：
　特に指定しない。適宜，資料を配布する。
参考書：
　山口裕幸・芳賀繁・高橋潔・竹村和久 (2006). 経営とワークライフに生かそう!産業・組織心理学．有斐閣アルマ
　その他，適宜紹介する。

　講義で配布した資料を授業終了後に読みなおし，しっかり復習することを推奨する。講義で紹介した参考書のうち，興味のあるものについては読んでみることを推奨する。

　積極的に授業に参加することを推奨する。授業計画は授業の進行に応じて前後する可能性がある。