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授業の概要(ねらい) |
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当ゼミが扱うテーマ:日本近現代史・日本経済史・日本経営史(各自の研究テーマは自由・個別研究) 受講者は上記3分野から、自己の興味に沿って自由に自分の研究テーマを設定して個別研究を行い、発表する。 石川ゼミが個別研究に徹する理由は2つある。第一は、ゼミでは君たちに自分が最も興味を持つテーマを選んで、そのテーマを自分のペースで自由に研究してほしいからである。世の中に同じ人間が二人といないように、人間の興味はさまざまである。その興味に忠実である限り、「無意味な研究テーマ」などありえない、というのが私の考えである。君たちには自分の興味・関心事を大切にしてほしいと思う。第二は、君たちに自分で自分の目標を設定して、それを自分のペース・責任で実行してゆく能力を身につけてほしいからである。「自分で考え、行動する」。これが現代の教育にもっとも欠けている部分だと思う。 石川ゼミの最終目標は「自己表現能力」を身につけることである。私のめざす自己表現能力とは、いわゆるディベート能力などではなく、ひとりひとりの意見や考え方は違う、ということを前提として、相手に自分の考え方に同調することを求めるのではなく、違う意見を持った相手を認めたうえで、相手に自分をまるごと理解してもらう能力である。そのためにはまず、各自が「表現すべき自分」を発見してそれを確立しなければならない。その手段として石川ゼミは教室外の課外活動を重視する。共同研究をしない代わりに私の研究室はゼミ生に開放されており、ゼミ生はそこで日常的に私や他のゼミ生と「会話」する。「会話」を通じて「自分とは違う他人」を知ることによって「自分」を知り、堂々と主張できる自己を確立することができるのである。 なお、現在の就職活動の厳しさに対処するために、250名のゼミ卒業生の力を借りてゼミ生の希望業種に沿った個別指導を行う石川ゼミ独自の「石川ゼミ就職活動サポートシステム」を立ち上げて、3・4年ゼミ生の就職活動を実践的に指導する体勢を整えている。ゼミの課外活動として行うので積極的に利用してほしい。
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2. |
授業の到達目標 |
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ゼミの仲間とお互いの「人間」を学びあうことを通じて「表現すべき自分」を発見し、その自分を不器用に表現しながら、たくましく生きてゆく「人間」を育てる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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開講時のガイダンスで、A評価と単位認定の基準を説明するので、受講者は常に緊張感を持って毎回必ずゼミに出席して、自分の発表の義務を果たし、全員が高い評価の基準を満たしてもらいたい。「ゼミは全出席が基本」というのが私の考えである。担当者としては履修者全員にA評価以上の成績を認定できるようなゼミの運営をするよう心がけているのは勿論である。
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4. |
教科書・参考書 |
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個別のテーマの研究指導を中心とするため、共通のテキストは使用しない。 各自のテーマに即した参考文献は、個別研究の進展にあわせて随時、紹介する。
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5. |
準備学修の内容 |
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各自が週単位の日程表を作り、その中に必ず個別テーマについて研究し、発表の準備にあてる時間を組み込んでおくこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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石川ゼミは教師である私も含めてメンバーがお互いの「個性」(生き方と考え方)を学び合う場であり、卒業後も歴代のゼミ生同士が私や現役ゼミ生を交えて「一生のつきあい」をするところである. 私は「個性」を否定するような「一糸乱れぬ団結」は大嫌いだが、各自の個性の主張の上に成り立つ「不統一の和」というほんとうの「絆」で結ばれた学生生活後半の「2年間」を望む学生諸君の参加を求めている。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
「演習II」=秋学期 秋学期ガイダンス |
【第2回】 |
第3段階個別発表3 |
【第3回】 |
第3段階個別発表4 |
【第4回】 |
第3段階個別発表5 |
【第5回】 |
第3段階個別発表6 |
【第6回】 |
第3段階個別発表7 |
【第7回】 |
ゼミ訪問特別プログラム |
【第8回】 |
第3段階個別発表8 |
【第9回】 |
第3段階個別発表9 |
【第10回】 |
ゼミ生選抜(面接実施経験による就職活動準備) |
【第11回】 |
第3段階個別発表10 |
【第12回】 |
第3段階個別発表11 |
【第13回】 |
第3段階個別発表12 |
【第14回】 |
1年間のまとめ |
【第15回】 |
合宿に振り替え |
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