1. |
授業の概要(ねらい) |
|
現実の経済を分析するためにはデータが必要です。経済統計学の授業は、多種多様な経済問題を分析していく上で必要とされるデータの基礎知識を理解し、その分析手法を身につけることを目的としています。 経済データには人口、労働、企業、家計、工業、商業、金融など個別分野の基礎統計だけでなく、物価や国民経済計算などマクロ分野の加工統計まで様々なものがありますが、具体的にどのようなデータが存在し、またそれらはどのように作られ、どんな性質をもっているのかなど、データを活用していく上で十分知っておく必要があります。 この講義では、経済統計学の入門編としてこれら様々な経済データの見方や使い方について、基本的な事項を学習し、具体的な応用例により理解を深めていくようにします。 春期では、統計データの種類や作成方法など、経済統計学の基礎を習得します。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
①経済データの種類や作成方法などの基本的事項を理解すること ②経済センサス、工業統計、商業統計、家計調査などの基礎統計の見方や使い方を習得すること ③産業連関表や物資指数などの加工統計の見方や使い方を習得すること
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
出席状況(授業中に配布した確認問題の回答状況を含む)が5割程度、期末試験が5割程度で評価します。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
清水雅彦・菅 幹雄・共著『経済統計』(培風館、経済学教室6)をテキストとして使用します。 なお、毎回の講義資料は、事前にLMSに掲載するので、各自プリントして持参すること
|
5. |
準備学修の内容 |
|
授業計画で示された内容に対応するテキストの該当箇所は必ず予習しておくこと また、授業中に配布された確認問題は、講義終了時又は次回講義開始時に必ず提出すること
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
経済統計学の授業では毎回の積み上げ学習が必要となるので、欠席しないようにすること また、テキスト、電卓(ルート計算のできるもの)は毎回必ず持参すること
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 |
講義ガイダンス(講義の内容、単位取得方法などについて説明) |
【第2回】 |
統計行政と統計データ |
【第3回】 |
事業所・企業の行政記録情報 |
【第4回】 |
ビジネスレジスター |
【第5回】 |
経済センサス(1)-基礎調査 |
【第6回】 |
経済センサス(2)-活動調査 |
【第7回】 |
工業統計調査 |
【第8回】 |
商業統計調査 |
【第9回】 |
産業連関表 |
【第10回】 |
個人・世帯の行政記録情報、生命表 |
【第11回】 |
国勢調査 |
【第12回】 |
家計調査 |
【第13回】 |
消費者物価指数 |
【第14回】 |
春期のまとめ |
【第15回】 |
まとめと試験 |
|