| 1. |
授業の概要(ねらい) |
|
パーソナルファイナンスの基本的な考え方を学びます。個人(家計)のバランスシート(ストック)や所得・支出(フロー)に関して、生涯という長いタイムススパンで合理的に分析し、より適切なポートフォリオを組むことを考えます。 これは生活の質を高めることを目的とする分野であり、身近な例や具体例を中心に手法を学びます。前期は主に負債サイド、後期は資産サイドを中心に学びます。
|
| 2. |
授業の到達目標 |
|
ライフプラニングの考え方、負債サイド(ローン・クレジットなど)のリスクコントロール、資産サイド(預金、投信などの金融商品)のポートフォリオの組み方など基本的な考え方を理解する。
|
| 3. |
成績評価の方法および基準 |
|
授業中の小テストの合計点をベースに評価します。テストでは、漫然と出席するだけでなく、授業内容をきちんと理解したかを問います。授業への参加度も参考にします。
|
| 4. |
教科書・参考書 |
|
特に用意するものはないが、授業中に適宜指示します。
|
| 5. |
準備学修の内容 |
|
例えば、ある夢を持って30歳になった自分を想像して、現在の自分を振り返ったとします。その際、所得や消費・貯蓄の在り方、就職直後に求められる確定拠出年金の組み方など自分のポートフォリオ全体をどうしておけばよかったのか、自己責任とは何か、など具体的に考える(そして修正していける)習慣を身につけることを意識して授業に臨んでください。
|
| 6. |
その他履修上の注意事項 |
|
出来るだけ具体例に添ってディスカッションをしながら進めて行きたいと思います。このため、自分自身の将来のこととして積極的に意見を述べてディスカッションに参加してください。 金融論Ⅰも合わせて履修することが望ましい。
|
| 7. |
各回の授業内容 |
|
| 【第1回】 |
| 家計の資産サイドについて |
| 【第2回】 |
| 金融商品とその特徴(1) |
| 【第3回】 |
| 金融商品とその特徴(2) |
| 【第4回】 |
| 金融商品とその特徴(3) |
| 【第5回】 |
| 金融商品とその特徴(4) |
| 【第6回】 |
| リスク・リターンとポートフォリオ理論(1) |
| 【第7回】 |
| リスク・リターンとポートフォリオ理論(2) |
| 【第8回】 |
| リスク・リターンとポートフォリオ理論(3) |
| 【第9回】 |
| 不動産投資について |
| 【第10回】 |
| 行動経済学からの応用 |
| 【第11回】 |
| 家計の税務について |
| 【第12回】 |
| 日本における家計の資産運用(日米比較) |
| 【第13回】 |
| ライフプラニングー具体的事例分析(1) |
| 【第14回】 |
| ライフプラニングー具体的事例分析(2) |
| 【第15回】 |
| まとめ |
|