Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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ECCP(実務英語) III 池村 俊郎
選択  2単位
【観光経営】 16-1-1120-3394-41A

1. 授業の概要(ねらい)

 ECCPの春季選択科目C(実務英語)として授業を行います。ECCP選抜学生だけを対象としたクラスなので注意してください。2、3年ECCP学生の合同クラスとなります。また、松岡先生のクラスと連動し、かつ4月最初の時間にアセスメント・テストを行い、進捗度別にクラス分けをします。進捗度の高い順にS(担当松岡)中級Aが2クラス(いずれも松岡)B(池村)の計4クラス編成予定。クラス編成は最初のテスト結果をもとに教務グループを通じ、経済学部掲示板で発表します。
 情報をとる手段として英語を活用し、コミュニケーション手段としての初歩的な英語の役割に焦点をあてて学習していきます。外国語学習に王道はありません。また週1回の講義だけでは十分な成果を上げるには時間不足を否めませんから、自習、復習に努力し、ラジオ英語講座など自分のレベルにあった視聴教材の活用を奨励します。
 教材レベルは各クラスごとの進捗度に応じて決めていきます。コミュニケーションで使えるようになるための基本学習はどのレベルでも同じです。自分で口を開くことが大切です。自分から声を発しない限り、何も始まりません。そのための訓練を重ねる必要がありますから、どんなに下手な英語でもかまいません。短い記事や良い文章を大きな声で、繰り返し音読していくことを心がけてください。これは全クラス全員に与えられた課題です。
 B池村クラスでは音読、英語ディクテーションの聞き取り、一定レベルの英語文章を日本語に翻訳する、という基本を徹底して学びます。大学の講義ですから街の英語学校のような「楽しい授業」を期待してはいけません。池村クラスでは読解力の不足した学生を対象としますから、日本語に翻訳する作業を退屈と片付けるようでは、基礎力はつかないし、進歩は望めないと理解しておいてください。

2.
授業の到達目標

 目標は、アジアで通用する英語を使えるようになること。それはただスピーキングだけを意味しません。読解力の裏付けがない英語はいずれ壁に当たります。テキストが読め、声に出せることはすべての基本です。英語を少しでも身近なものに感じるようになり、実社会へ出てからも自分なりに英語学習を継続できるきっかけとなる授業を目指します。

3.
成績評価の方法および基準

 毎回行う単語テスト結果、受講態度の基本評価(20%)と最終試験結果(80%)で評価を決めます。なお単語テストは基本的に全クラス共通実施とします。

4.
教科書・参考書

 春季は日本を英文で紹介する短いテキストを読み、聞き取りをします。また音読用のシャドウイング(CDの英語朗読に合わせ、声を出して読んでいく)テキストを使います。これは教室でコピーを配布します。レベルは中学、高校教科書レベルですが、使いこなすのは容易ではないことを自覚してもらいます。単語テスト用に準教科書として『キクタン・ビジネス基礎編』(TOEIC用単語集)を指定します。

5.
準備学修の内容

 教室で選んだ基本教材は必ず自習すること。単語学習を怠らないこと。週1回のクラスだけで英語が進歩するわけがありません。多くの学生が出席すれば英語学習になると誤解しています。自習が一番大事です。多くの学生諸君のレベルでいえば、意識的に努力すれば必ず進歩と結果が表れます

6.
その他履修上の注意事項

 繰り返しますが、英語学習に王道はありません。だれもがニューヨークやロンドンで使われる最先端の高度な英語力を身につけられるものでもありません。しかし、将来、共通言語となるアジア地域の英語についていえば、一定レベルのコミュニケーション英語力をだれでも身につけることはできるのです。そこでECCP実務英語クラスの目標を「アジアで通用する英語力」と掲げました。テキストの音読、英文を写す、単語を意識して増やす努力-これらは自分の手でやらない限り、だれも手助けしてくれません。Bクラスではこの点をとくに強調していきます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
講義ガイダンス および アセスメント・テスト ECCP学生で登録希望の2、3年生全員に同じテストを実施します。4クラスに編成するので必ずアセスメント・テストを受けること。
【第2回】
池村クラス(B)では『英語で日本を話すための音読レッスン』をCDを使い、読みこみ、音読する。シャドウイング(自分で口を動かし、テキスト朗読の声をなぞっていくこと)教材も同様にCDを使い、実施する。適宜、英字新聞記事など臨時テキストに使い、読解力を高める訓練とする。
通年でキクタン・ビジネス基礎単熟語1日16語を学びます。基本的に毎回、単語力の確認テストを実施。
【第3回】
【第4回】
【第5回】
【第6回】
【第7回】
【第8回】
【第9回】
【第10回】
【第11回】
【第12回】
【第13回】
【第14回】
【第15回】
まとめと最終テスト