1. |
授業の概要(ねらい) |
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簿記は企業活動を記録・計算・整理するための技術である。簿記はあらゆる企業にとって不可欠なツール(道具・手段)であるが、用語やルールなど専門知識が必要となる。 本講義では、簿記の基本的な考え方を身につけ、帳簿の作成から貸借対照表、損益計算書の作成まで一通りの簿記の流れを理解し、実践することができるようになることを目標とする。また、希望者は、これらの知識と技能を修得した証明として、7月に実施される全国経理教育協会の簿記能力検定4級の取得を目指す(本学で実施する予定)。
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2. |
授業の到達目標 |
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・貸借対照表と損益計算書の関係を理解する ・基本的な仕訳をきることができる ・一通りの手続きの流れを理解し、帳簿への記入ができる ・6桁精算表を作成することができる
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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基本的には期末試験の成績で評価する。 なお,上記の全経簿記4級を取得したものには、Bを与える。 また,返却した小テストを最終回に提出すれば,出席点として加算する(ただしBを上限とする)。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキストは授業中に指示する。 参考文献:新田忠誓他著『エッセンス簿記会計』(最新版)森山書店
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5. |
準備学修の内容 |
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自らの理解を定着させるため、授業内容を各自復習すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・計算機(電卓)を持参すること。 ・秋学期に開講される簿記原理Ⅱは本講義の内容を前提として進めるため、簿記原理Ⅱの履修を考えている学生は、必ず受講すること。 ・第1回のガイダンスには必ず出席すること。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
ガイダンス:授業の進め方や受講上の留意点など |
【第2回】 |
貸借対照表と損益計算書:利益の計算とそれぞれの構造 |
【第3回】 |
簿記一巡と仕訳のルール |
【第4回】 |
基本的な仕訳 |
【第5回】 |
小テスト① |
【第6回】 |
仕訳帳への記入 |
【第7回】 |
元帳への転記 |
【第8回】 |
試算表の作成 |
【第9回】 |
6桁精算表の作成 |
【第10回】 |
小テスト② |
【第11回】 |
現金預金の取引:現金出納帳、当座預金出納帳 |
【第12回】 |
商品売買の取引:分記法、仕入帳と売上帳-営業の把握- |
【第13回】 |
帳簿決算 |
【第14回】 |
損益計算書(損益勘定)と貸借対照表(残高勘定)の作成 |
【第15回】 |
授業の総括 ※授業の状況により、予定が変更になる場合がある。 |
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