Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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簿記原理 I 松本 ゆかり
選択必修  2単位
【観光経営】 16-1-1120-3408-21A

1. 授業の概要(ねらい)

 簿記は企業活動を記録・計算・整理するための技術である。簿記はあらゆる企業にとって不可欠なツール(道具・手段)であるが、用語やルールなど専門知識が必要となる。
 本講義では、簿記の基本的な考え方を身につけ、帳簿の作成から貸借対照表、損益計算書の作成まで一通りの簿記の流れを理解し、実践することができるようになることを目標とする。また、希望者は、これらの知識と技能を修得した証明として、7月に実施される全国経理教育協会の簿記能力検定4級の取得を目指す(本学で実施する予定)。

2.
授業の到達目標

 ・貸借対照表と損益計算書の関係を理解する
 ・基本的な仕訳をきることができる
 ・一通りの手続きの流れを理解し、帳簿への記入ができる
 ・6桁精算表を作成することができる

3.
成績評価の方法および基準

基本的には期末試験の成績で評価する。
なお,上記の全経簿記4級を取得したものには、Bを与える。
また,返却した小テストを最終回に提出すれば,出席点として加算する(ただしBを上限とする)。

4.
教科書・参考書

 テキストは授業中に指示する。
 参考文献:新田忠誓他著『エッセンス簿記会計』(最新版)森山書店

5.
準備学修の内容

 自らの理解を定着させるため、授業内容を各自復習すること。

6.
その他履修上の注意事項

 ・計算機(電卓)を持参すること。
 ・秋学期に開講される簿記原理Ⅱは本講義の内容を前提として進めるため、簿記原理Ⅱの履修を考えている学生は、必ず受講すること。
 ・第1回のガイダンスには必ず出席すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
ガイダンス:授業の進め方や受講上の留意点など
【第2回】
貸借対照表と損益計算書:利益の計算とそれぞれの構造
【第3回】
簿記一巡と仕訳のルール
【第4回】
基本的な仕訳
【第5回】
小テスト①
【第6回】
仕訳帳への記入
【第7回】
元帳への転記
【第8回】
試算表の作成
【第9回】
6桁精算表の作成
【第10回】
小テスト②
【第11回】
現金預金の取引:現金出納帳、当座預金出納帳
【第12回】
商品売買の取引:分記法、仕入帳と売上帳-営業の把握-
【第13回】
帳簿決算
【第14回】
損益計算書(損益勘定)と貸借対照表(残高勘定)の作成
【第15回】
授業の総括
※授業の状況により、予定が変更になる場合がある。