1. |
授業の概要(ねらい) |
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現在の私たちを取り巻く状況はグローバル化の波にさらされています.ですので,これから社会に出ていく際にグローバルな視点は重要なものとなります.そしてそのためには,他の国や地域のことを理解することが重要です. 本講義では,ある地域を取り上げ,そこはどのような地域であり,どうしてそのような地域になったのか,という観点から世界の地域を見ていきます. 本講義ではまず地誌を学ぶことの意義などについて概説した後で,世界の各地をピックアップしその地域の地誌について解説します.なお,この講義では特にヨーロッパの地誌が中心になりますが,アンケートを取るなどして学生の興味や関心にも配慮します
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2. |
授業の到達目標 |
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・世界の経済について,地理学的な観点からの基礎的な知識を習得する. ・世界の様々な地域を理解するために必要な視点を獲得し,その地域の成立過程を理解できるようになる. ・事例の分析を学ぶことを通じて,地域を総合的な視点から理解し世界の多様性を学ぶとともに,世界や日本をより相対的,多面的に理解できるようになる.
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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リアクションペーパー:20% 小レポート:20% 試験:60%
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4. |
教科書・参考書 |
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テキストは用いません. 参考書としては,田邉裕著『もういちど読む山川地理』(山川出版社,2012年)や,帝国書院『新詳 資料地理の研究』(2016年)をお勧めします.また,その他の文献は講義中に適宜指示します.
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5. |
準備学修の内容 |
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授業にて次の回の授業に関連したプリントを渡します.それを読み,感想を書いてくることが授業の準備となります.また,授業終了時に復習のための課題を配布します.
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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この授業は広くいろいろな世界の地域について知ろうというという授業です.日ごろから国内だけではなく,世界のニュースに気を配るようにしてください.
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
イントロダクション -世界の地誌を学ぶ意義- |
【第2回】 |
ヨーロッパの自然地誌と農業 |
【第3回】 |
ヨーロッパの工業と経済 |
【第4回】 |
ヨーロッパの政治,EUの成立と現状 |
【第5回】 |
EUと福祉政策と都市政策 |
【第6回】 |
ヨーロッパの移民や文化 |
【第7回】 |
南北アメリカの自然地誌 |
【第8回】 |
南北アメリカの農業・工業 |
【第9回】 |
南北アメリカの経済 |
【第10回】 |
アジアの自然地誌・農業 |
【第11回】 |
南アジア・中東地域の工業と経済 |
【第12回】 |
東アジア・東南アジアの工業と経済 |
【第13回】 |
アフリカ・オセアニアの地誌 |
【第14回】 |
グローバル化の中の日本 |
【第15回】 |
講義のまとめ |
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