1. |
授業の概要(ねらい) |
|
交通とりわけ鉄道は昔から観光を担う重要な構成要素であり、鉄道会社は観光産業の主要な担い手である。本講義では、京王を中心とした鉄道会社の営業施策や関連事業、京王グループ会社の取り組みについて、最新の事例を紹介し、鉄道会社やグループ会社の役割と課題について学びます。期中の講義では経営・管理に従事する第一線の外部講師(ゲストスピーカー)講義を3回予定しています。また授業後半を主に作成レポートによる3分間スピーチを各自1回実施する機会を設定し、就活等での面接試験・口頭試問のスキルを身に付けます。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
京王電鉄・電鉄グループなど鉄道会社の事業戦略、関連事業などについて事例を紹介し、鉄道会社の役割と課題について理解を深める。特にゲストスピーカーの講義から、各事業の目標達成には時間がかかること。成果を上げること・前年比+の利益を出すことのむずかしさ、そのためのコスト削減努力等を学びます。 ①事業運営について、学生の視点から困難な事項を指摘できる。 ②70分の長い講義を要領よく、「A4一枚」のレポートにまとめることができる。 ③「A4一枚」のレポートを基に3分間でスピーチができる。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
学期内レポート(50%)及び出席・発表(50%)で評価する。なお出席状況が悪い場合は減点する。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
テキストはなし 適宜資料を配布する 参考文献として 佐藤信之著『鉄道会社の経営』中公新書 佐藤信之著『図解入門業界研究 最新鉄道業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』秀和システム 加藤弘治 編著『観光ビジネス未来白書』2015年版 同友館 和田秀樹著『頭のいい大学四年間の生き方』中経文庫 三木雄信著『「A4一枚」仕事術』KADOKAWA
|
5. |
準備学修の内容 |
|
産業実務演習では京王電鉄以外のJR、民鉄各社の鉄道ビジネスについて情報を入手して、授業で紹介する京王と比較するとどうかという目を養っておいてほしい。1回しかない3分スピーチの内容を何度も見直し、練習を繰り返し準備すること。将来就くビジネスの世界でもしっかりした計画と準備が出来れば、概ね成功します。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
鉄道・バス・航空など交通機関のニュースは、身近でとても多い。興味を持って、新聞を読み、積極的な態度で講義に参加してほしい。受身の姿勢と自ら進んで学ぶでは全く得られるものが違います。実社会の仕事では「知っている」と「出来る」は全く違います。仕事の力量がいつも確保できていて、ミスの少ない人は明らかに後者のタイプでした。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 |
ガイダンス、本講義の全体像 |
【第2回】 |
鉄道ビジネスの歴史 |
【第3回】 |
京王グループ レジャー・サービス業 京王プラザホテル |
【第4回】 |
京王グループ レジャー・サービス業 京王プレッソイン |
【第5回】 |
京王グループ レジャー・サービス業 京王観光 |
【第6回】 |
京王グループ レジャー・サービス業 京王レクレーション |
【第7回】 |
京王グループ レジャー・サービス業 京王エージェンシー |
【第8回】 |
中間のまとめ(レポート) |
【第9回】 |
京王グループ その他業 京王建設 |
【第10回】 |
京王グループ その他業 京王設備サービス |
【第11回】 |
京王グループ その他業 京王重機整備 |
【第12回】 |
京王グループ その他業 東京特殊車体 |
【第13回】 |
京王グループ その他業 京王子育てサポート |
【第14回】 |
京王グループ その他業 京王フェアウェルサポート |
【第15回】 |
まとめ レポート提出 ※授業の計画はあくまでも当初の予定であり、外部講師の都合・授業進捗によっては変更されることがある。 |
|