1. |
授業の概要(ねらい) |
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政治学とは、政治の様々な側面を多様な方法論によって研究する学問である。 この講義では、「政治とは何か」「政治と国民の関わり」という基本的な問題を扱う。具体的には、現在のわれわれの政治制度である議会制民主主義の主要な登場人物やしくみを取り上げ、それらが歴史的にどのように生成してきたのか、現実にはどのように機能しているのか、現在いかなる問題点が指摘されているのか、今後どのように変化していくのか、について、日本や諸外国の事例を検討しつつ考えていく。
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2. |
授業の到達目標 |
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①政治に関する基礎的な知識を有し、現実の政治の仕組みや機能を把握することができる。 ②政治に関心を持ち、自分なりに政治について考え、判断することができるようになる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業内に行う合計3回の小テストの結果(90%)と、授業への参加及び貢献度(10%)を総合して評価する。合計3回のテストは必ず受験する必要がある。やむをえない事情で第1回、第2回のテストを欠席する(あるいは欠席した)場合は、その都度申し出て教員の指示を受けねばならない。 最終回のテスト(第3回テスト)のみを受験しても合格点には達しないので、就職活動中の学生は特に注意すること。第1回、第2回のテストのいずれも受験しなかった者は、最終回のテストを受験しても成績評価の対象としない。長期欠席者の単位取得は不可能である。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト:甲斐祥子『[新2版]現代政治のナビゲーター』北樹出版
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5. |
準備学修の内容 |
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常に現実の政治や社会状況に関心を持ち、メディア(テレビ、新聞、雑誌、インターネット等)を通じて、積極的に情報を収集し、また、自らの問題として考える習慣をつける。また、授業内に紹介する本をはじめとし、なるべく多くの本を読む。 授業前には、予習としてテキストの該当箇所を読む。また、講義後には、復習としてノートを読み返し、ノートを整理する。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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①一般職の公務員を志望する学生には、政治学の受講後、行政学を受講することを薦める。 ②レジュメの配布等は行わないので、毎回出席してノートをとることが重要であることを理解して受講していただきたい。また、テストの実施回は授業の進行によって変動することがある。テストの実施回、テスト欠席の場合の措置、その他の連絡事項については、授業内に発表するので、必ず出席をして確認すること。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
授業ガイダンス、議会1―議会の仕事を確認する |
【第2回】 |
議会2―日本の国会について知る |
【第3回】 |
議会3―外国の議会について知る |
【第4回】 |
議会4―二院制を考える |
【第5回】 |
第1回テスト(予定)、議員・政治家1―議員の仕事 |
【第6回】 |
議員・政治家2―代表について考える |
【第7回】 |
議員・政治家3―誰が議員になるか |
【第8回】 |
内閣・首相1―議院内閣制のしくみ |
【第9回】 |
内閣・首相2―首相の権力 |
【第10回】 |
内閣・首相3―大統領と首相、第2回テスト(予定) |
【第11回】 |
官僚・公務員1―行政国家化と官僚制 |
【第12回】 |
官僚・公務員2―日本の官僚制 |
【第13回】 |
官僚・公務員3―国民と官僚 |
【第14回】 |
マスメディア1―第4の権力としてのマスメディア |
【第15回】 |
マスメディア2―マスメディアと政治家、第3回テスト(予定) |
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