| １． |
授業の概要（ねらい） |
|
国際政治学の基礎知識及び現代国際政治の実態を解説します。現代国際政治の具体的事例としては、帝国主義、東西冷戦（朝鮮戦争、ベトナム戦争、米中接近、アフガニスタン紛争等を含む）、中東戦争、多極化、核兵器問題等を取り上げます。
|
| ２． |
授業の到達目標 |
|
単位取得時に学生が次のことができるようにすべく目指します。
①中学の「社会」や高校の「政治・経済」の国際政治に関する部分を深く理解した上で教授することができる。
|
| ３． |
成績評価の方法および基準 |
|
小テストと期末試験の得点を平均し成績評価します。小テストは授業内に、期末試験は定期試験として実施します。情報は記憶しなければ知識にならないので、各試験とも資料等の試験会場への持ち込みは一切不可です。小テストは中間試験として実施する可能性があります。いわゆる出席点はありませんが、欠席・遅刻が多い者には厳しく対処します。欠席と遅刻の合計数が３回以上になると減点対象になります。詳細はガイダンスで説明します。場合によっては、文庫本程度の国際政治に関する本を一冊読んでもらい、4000字程度のレポートを書いてもらいます。レポートの得点は試験の平均値に加点します。
|
| ４． |
教科書・参考書 |
|
テキスト：セメスター初期の授業内に専用のプリントを配付します。A3判サイズで30枚程度配付する予定です。
参考文献：必要に応じて授業中に提示します。
|
| ５． |
準備学修の内容 |
|
専用プリントをなるべく早めに配付しますので、事前に読み込み、問題点や質問事項を整理しておいて下さい。
|
| ６． |
その他履修上の注意事項 |
|
授業を優先しコンスタントに出席でき国際政治に関心がある人にとってほしいです。なお、春期の「政治学（教職）」を受け合格していることが望まれます。春期解説済みの諸事項について説明が省略されるためです。例えば、政治とは何か、主権とは何か等。
出席は学生証のリーダーへのタッチで確認されます。出席の際は、学生証を必ず携帯し、リーダーにタッチして下さい。なりすまし防止のため、学生証を携帯しない場合は欠席扱いとします。
|
| ７． |
各回の授業内容 |
|
| 【第１回】 |
ガイダンス
（第１講）国際政治の定義、国家が対立し争う原因、現代の国際政治の趨勢を学ぶ。 |
| 【第２回】 |
| （第１講続）国際社会の定義と発展過程を学ぶ。 |
| 【第３回】 |
| （第２講）国際政治におけるアクターの多様化を学ぶ。 |
| 【第４回】 |
（第２講続）新しいアクターとしての国際連盟
・国際連合、地域的国際組織（EU/ASEAN/AU）について学ぶ。 |
| 【第５回】 |
| （第２講続）新しいアクターとしてのNGO、多国籍企業、国際的活動を展開する宗教的・政治的・民族的組織について学ぶ。 |
| 【第６回】 |
| （第３講）国際政治の見方としてのリアリズムについて学ぶ。 |
| 【第７回】 |
| （第３講続）国際政治の見方としてのリベラリズムについて学ぶ。 |
| 【第８回】 |
| （第４講）帝国主義の定義、発生の背景、世界的影響、新帝国主義を学ぶ。 |
| 【第９回】 |
| （第５講）東西冷戦の定義、特徴、起源を学ぶ。 |
| 【第10回】 |
| （第５講続）冷戦の展開過程を学ぶ。 |
| 【第11回】 |
| （第５講続）冷戦期に生じた米中接近とアフガニスタン紛争を学ぶ。 |
| 【第12回】 |
| （第６講）中東戦争の原因、展開過程を学ぶ。 |
| 【第13回】 |
| （第７講）多極化の定義、発生の背景を学ぶ。 |
| 【第14回】 |
| （第７講続）第三世界（第三勢力）の結集、非同盟について学ぶ。 |
| 【第15回】 |
| （第８講）核兵器問題に対する国際的取り組み（核不拡散、核軍縮）を学ぶ。 |
|
