【第1回】 |
民法総則Ⅰ・民法概論Ⅱのおさらいをしつつ、期末試験の講評を行なうとともに、本科目の |
【第2回】 |
代理①:代理とは何か 現実社会では「私の代わりにトイレ行っておいて」と誰かに委ねて尿意がなくなることはないが、私法の世界では法律行為を他人に委ねてその効果だけ受け取ることができる。このような制度を代理というが、代理について概説する。 |
【第3回】 |
代理②:本人と代理人の関係 「やってもらう人」=本人と、「代わりにやる人」=代理人の関係、とくに授権行為や権限の範囲にまつわる問題について確認する。さらに、代理人が代理権を悪用して私腹を肥やそうとした場合など、本人と代理人の関係においてトラブルが発生した場合のルールを確認する。 |
【第4回】 |
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【第5回】 |
代理③:無権代理 代理人が代理権を与えられていない事項について、または、与えられた権限を越えて代理をした場合の法律関係を確認する。 |
【第6回】 |
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【第7回】 |
代理④:表見代理 実は無権代理であるけれども、本人と無権代理人との間に代理権があると相手方に信じさせるような事情がある場合、この相手方を保護する必要がある。具体例を挙げて、このような場合の当事者の法律関係について説明するとともに、代理関係について全体を見渡し、整理・復習する。 |
【第8回】 |
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【第9回】 |
法律行為の効力発生時:条件・期限・期間 法律行為の効果を将来に発生または消滅させる、いわば《法律効果のタイマー設定》=条件・期限 について説明する。また、期間に関するルールにつき確認する。 |
【第10回】 |
時効①:時効とはなにか 時が経過することによって法律関係が変動することがある。時効制度の存在意義や全体像について概説する。 |
【第11回】 |
時効②:取得時効と消滅時効 時の経過による法律関係の変動としては消滅時効と取得時効がある。それぞれの要件効果などを説明する。 |
【第12回】 |
時効③:時効の効果と援用 時効の効果は時の経過により自然に享受できるものではない。時効の効果を受けるために必要なことについて説明する。 |
【第13回】 |
時効④:時効の中断・停止 時効を途中で振り出しに戻したり、時効の進行を止めたりすることがどのような場合に認められるのか等につき説明する。 |
【第14回】 |
まとめ① 民法総則の全体像を概観し、再度、私法の世界における基本的な考え方がどのようにあらわれていたかを確認する。 |
【第15回】 |
まとめ②・試験 まとめを行ない、期末試験を実施する。 ※授業計画はあくまで予定であり、進捗状況、受講者の理解の程度などに応じて変更することがあります。 |