Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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日本国憲法 水谷 瑛嗣郎
教職  2単位
【人間文化】 16-1-1210-4406-29A

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義では、指定教科書をベースに、レジュメ形式で授業を進めていく予定である。ただし授業時間の関係で、すべてにわたって深く学ぶことは不可能なため、要点を絞って学んでいく。なお予習用の教材として『憲法を学ぶための基礎知識 論点 日本国憲法』(東京法令出版)が非常にわかりやすくおすすめである。必要に応じて、その他の教科書・参考書を利用するが、それらについては特に購入する必要はない。また1回ほど、映像授業を行う予定である。

2.
授業の到達目標

 本講義の到達目標は、受講生が、大学を卒業して社会に出た後、現実の政治その他の問題に「国民」の一人として取り組んでいくための「教養」として日本国憲法を習得してもらう点にある。特に本科目は教職課程のものであることから、将来、「教員」という責任ある立場に立つ者となるのにふさわしい、憲法の「教養」を身につけてもらいたい。

3.
成績評価の方法および基準

 レポート又は小テスト30%、学期末試験70%を基本とし、これに平常点(授業態度)を加味する。
 なお、出席は学生の当然の義務であるので、成績評価には加味しない。

4.
教科書・参考書

 テキスト:神野潔他編著『教養としての憲法入門』(弘文堂、2016年3月)
 参 考 書:安念・小山・青井・宍戸・山本編著『憲法を学ぶための基礎知識 論点 日本国憲法(第2版)』(東京法令出版、2014年)

5.
準備学修の内容

 予習:テキストの該当箇所を事前に読んでおくこと
 復習:授業終了後に参考文献と照らしあせて復習をしておくこと
 なお授業の理解度をはかるために、何度かレポート提出を命ずることがある。

6.
その他履修上の注意事項

 他者に迷惑をかける行為(私語、食事、教室徘徊など)はこれを厳禁とし、相応の対処をする。場合によっては、成績・単位認定において平常点としてマイナス評価を加えることがある。

7.
各回の授業内容
【第1回】
ガイダンス、国家と憲法、立憲主義
【第2回】
包括的基本権
【第3回】
法の下の平等
【第4回】
精神的自由権①(表現の自由)
【第5回】
精神的自由権②(報道の自由、通信の秘密)
【第6回】
精神的自由権③(思想・良心の自由、信教の自由)
【第7回】
経済的自由権
【第8回】
社会権
【第9回】
参政権
【第10回】
国会①
【第11回】
国会②(映像授業)
【第12回】
内閣
【第13回】
裁判所
【第14回】
天皇制・安全保障
【第15回】
地方自治