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授業の概要(ねらい) |
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私法の一般法である民法に対して、企業に関する特別法を構成するのが商法である。実社会における経験の少ない学生にとって、商法は馴染みの少ない分野に感じられるかもしれない。しかし我々が日常的に行っている経済活動の大半において、当事者の少なくとも一方に企業がいる。こういった企業が行う取引を規律し、また企業の組織について規律をするのが商法である。 商法には、商法総則、会社法、決済法(手形小切手法)、商行為法などさまざまな分野が含まれるが、この講義では商法の中でも、商行為法を中心に講義する。
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授業の到達目標 |
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①商人、企業という概念に馴染むこと。 ②商行為法の基礎的な概念と基礎的な取引類型について理解し、説明ができるようになること。
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成績評価の方法および基準 |
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定期試験による。
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教科書・参考書 |
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テキスト:近藤光男『商法総則・商行為法』(有斐閣、第6版、2013) 参考文献:山下友信・神田秀樹編『商法判例集』(有斐閣、第6版、2014)
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準備学修の内容 |
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テキストの該当箇所を読むなど、復習をして理解を深めること。
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その他履修上の注意事項 |
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民法を履修済み、もしくは並行して履修していることが望ましい。 六法は必ず持参すること。 授業中の私語等、迷惑行為は慎むこと。 授業で配布したレジュメ等は、事後的に配布することはしない。
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各回の授業内容 |
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| 【第1回】 |
| イントロダクション |
| 【第2回】 |
| 商行為法総則① |
| 【第3回】 |
| 商行為法総則② |
| 【第4回】 |
| 商行為法総則③ |
| 【第5回】 |
| 商事売買 |
| 【第6回】 |
| 消費者売買 |
| 【第7回】 |
| 交互計算 |
| 【第8回】 |
| 匿名組合 |
| 【第9回】 |
| 仲介営業 |
| 【第10回】 |
| 問屋営業 |
| 【第11回】 |
| 運送営業 |
| 【第12回】 |
| 運送取扱営業 |
| 【第13回】 |
| 寄託 |
| 【第14回】 |
| 倉庫営業 |
| 【第15回】 |
| まとめ |
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