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授業の概要(ねらい) |
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本演習ではアメリカの政治外交について考察します。 第二次大戦後、アメリカは世界のリーダーとして国際秩序の形成発展に中心的な役割を果たし、冷戦終結後は唯一の超大国となりました。前ブッシュ政権の初期においてはその影響力の大きさから、アメリカは「現代の帝国」であると言われたほどです。しかし、その後アフガニスタン・イラク戦争が混迷を極め、2008年秋には金融危機が発生しました。その結果、オバマ政権が発足する頃には「アメリカの衰退」が叫ばれるようになり、代わって目覚ましい台頭を見せる中国の動向に一層の注目が集まるようになりました。 しかし、国際政治が過渡期にあることは否定できないにせよ、経済力、軍事力、ソフトパワーなど、どれをみてもアメリカが依然としてもっとも力を有する国家であることは間違いありません。今後もアメリカの政策は東アジアをはじめとする国際社会の動向に多大な影響を及ぼします。 そこで、本ゼミではアメリカ政治外交の現状について考察することを目的とします。具体的には、右テーマに関する文献の輪読と、演習参加者による研究発表会を行う予定です。
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2. |
授業の到達目標 |
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①アメリカ政治外交の基礎的知識を習得できるようになります。 ②自ら主体的に課題を設定し、調査研究する姿勢が身につくようになります。 ③論理的な思考力が身につくようになります。 ④資料収集能力が身につくようになります。 ⑤プレゼンテーション能力が身につくようになります。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点(授業への参加態度)、報告内容、レポートに基づき評価します。それぞれの割合は、平常点:40%、報告:40%、レポート:20%、です。
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教科書・参考書 |
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テキストについては、ジョセフ・S・ナイ『アメリカの世紀は終わらない』(日本経済新聞社、2015年)、渡辺靖『アメリカのジレンマ』(NHK出版新書、2015年)、日本国際問題研究所発行の雑誌『国際問題』等を予定しています。
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5. |
準備学修の内容 |
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①書籍や雑誌などで、アメリカを中心とした国際政治の動向について日頃から知るよう努めてください。 ②書籍や雑誌は一般読者向けに書かれたものではなく、より専門的・アカデミックなものに挑戦してください。 ③英語メディアにも積極的にチャレンジしてください。
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その他履修上の注意事項 |
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①アメリカや国際政治に関心があることが重要です。 ②授業への参加態度を重視しますので、積極的に発言してください。 ③授業中の私語や途中退席等は謹んで下さい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
ガイダンス |
【第2回】 |
文献の輪読 |
【第3回】 |
文献の輪読 |
【第4回】 |
文献の輪読 |
【第5回】 |
文献の輪読 |
【第6回】 |
文献の輪読 |
【第7回】 |
文献の輪読 |
【第8回】 |
文献の輪読 |
【第9回】 |
演習参加者の研究発表 |
【第10回】 |
演習参加者の研究発表 |
【第11回】 |
演習参加者の研究発表 |
【第12回】 |
演習参加者の研究発表 |
【第13回】 |
演習参加者の研究発表 |
【第14回】 |
演習参加者の研究発表 |
【第15回】 |
まとめと反省 |
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