1. |
授業の概要(ねらい) |
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本科目では、小学校社会科を指導するために必要な知識、技能の習得をめざします。社会科の教科書の分析を通して指導のポイントや必要な視点を考察し、指導案の立案と作成に取り組みます。 指導案づくりでは、具体的な単元を取り上げ、単元全体の計画と1時間ごとの構想を練り、作成者が授業を行うことを想定して書きます。そして、作成した指導案の問題点を改善して指導案の修正を行ない、その指導案をもとに模擬授業を行い、社会科指導の在り方を具体的に検討します。
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2. |
授業の到達目標 |
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本科目を通して以下の目標に到達することをめざします。 ・社会科学習の指導のための基本事項を身に付けることができる。 ・単元のねらいをもとに授業を想像し、単元展開計画を描くことができる。 ・社会科学習の指導案を作成する経験を通して、指導案作成の基本事項を学ぶ。 ・模擬授業を実施して、指導の実際について考えることができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点20%、指導案の作成30%、試験50%
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4. |
教科書・参考書 |
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『小学校社会科教師の専門性育成 改訂版』 教育出版 『小学校学習指導要領解説-社会編-』 文部科学省編 東洋館出版社
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5. |
準備学修の内容 |
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指導案の作成、模擬授業の準備など、授業時間外での取り組みが必要となります。主体的に取り組み学習の成果を高めましょう。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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よりよい学習環境を構成する一員であることを自覚し、授業づくり、模擬授業に主体的に取り組むこと。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
イントロダクション 社会科の歴史確認 |
【第2回】 |
社会科における教材研究の意味 |
【第3回】 |
社会科授業VTRの分析1 |
【第4回】 |
社会科授業VTRの分析2 |
【第5回】 |
実践事例記録を読む |
【第6回】 |
教科書から1時間の授業の構成を学ぶ |
【第7回】 |
学習指導案の作成 |
【第8回】 |
学習指導案の修正 |
【第9回】 |
模擬授業と考察1 中学年単元より |
【第10回】 |
模擬授業と考察2 中学年単元より |
【第11回】 |
模擬授業と考察3 産業学習単元より |
【第12回】 |
模擬授業と考察4 歴史単元より |
【第13回】 |
模擬授業と考察5 政治/国際理解単元より |
【第14回】 |
模擬授業から学んだことについてのディスカッション |
【第15回】 |
ふりかえり ―社会科指導の力量を高めるために― |
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