1. |
授業の概要(ねらい) |
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「造形素材の研究」をテーマに活動する。 子どもの造形表現、造形活動は、「材料・場」「操作」「イメージ」などを基本的な造形要素から成り立っている。本演習では、造形表現、造形活動を成り立たせている「造形素材」に着目し、造形教育への理解を深めながら、研究を進める。 「自然材」「人工材」「描画材」に加え、「環境」や「人とのかかわり」の視点からも研究を進める。また、関連して「遊び」のもつ教育的意義にも着目し、子どもの表現活動を捉えていく。 「造形素材の研究」における各視点を基に、自分のテーマを設定し、実技とリサーチ等を通して、造形表現や造形教育への基礎的な知識・技能を深め、造形教育の実践的指導力を身に付ける。 また、レポートを作成し、プレゼンテーションできるようにする。 研究のまとめでは、作成したレポートを基に発表と協議を行なう。レポートは、冊子としてまとめ、研究の成果物にするとともに、今後の研究の基礎資料とする。 さらに、習得した基礎的な知識や技能を生かしながら、自主企画イベント等で、活用し、獲得した知識の社会化を図る。
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2. |
授業の到達目標 |
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・「造形素材の研究」を通じて、造形教育の基礎的な知識・技能を身に付ける。 ・発想や構想の能力を高め、創造的な技能を働かせ、自分なりの表現活動ができるようにする。 ・造形教育の基礎的な実践的指導力を身に付けるとともに、自主企画イベント等で内容を深めたり、活用できるようにしたりする。 ・課題について、リサーチし、レポートを作成し、プレゼンテーションできるようにする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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①製作及び鑑賞の活動 40% ②レポート、発表 30% ③授業や自主企画イベント等への関心・意欲・態度 30% ④出席(2/3以上) …以上の観点から総合的に判断する。
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4. |
教科書・参考書 |
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○テキスト:適時指示する。 ○参考文献:適時指示する。
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5. |
準備学修の内容 |
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○造形素材研究、レポートの作成、自主企画イベント等、授業外での学習が不可欠となるので、留意すること。 ○研究を深め、活用する能力を高めるために、学生の自主企画として①「ゼミ合宿」、②「子どもワークショップ、美術館鑑賞等のイベント、交流会」、③「ゼミ学習成果の発表会・展覧会」等、授業外、学外での活動も実施しますので、自主的、積極的に活動すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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○研究の根底に「子どもの視点」をもち、自ら進んで学習に挑んでください。 ○レポート作成や研究発表に際して、デジカメやPC機器を有効に活用してください。 ○ゼミ生同士(同学年、異学年)の連絡、交流を密にして協同の学習、研究を進めてください。 ○習得した基礎的な内容をもとに、さらに自主企画イベント等で、活用し、獲得した知識の社会化を図ってください。 ○進度や学習状況で、内容を適時変更する場合がありますので、留意ください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
・オリエンテーション(授業の目的、内容、方法、評価、自主イベント等について)。 |
【第2回】 |
・造形素材研究①「自然材」 |
【第3回】 |
・造形素材研究②「自然材」 |
【第4回】 |
・造形素材研究③「自然材」 |
【第5回】 |
・造形素材研究①「人工材」 |
【第6回】 |
・造形素材研究②「人工材」 |
【第7回】 |
・造形素材研究①「描画材」 |
【第8回】 |
・造形素材研究②「描画材」 |
【第9回】 |
・造形素材研究①「環境・人・かかわり」 |
【第10回】 |
・造形素材研究②「環境・人・かかわり」 |
【第11回】 |
・題材研究① |
【第12回】 |
・題材研究② |
【第13回】 |
・発表と協議① |
【第14回】 |
・発表と協議②(レポートの提出) |
【第15回】 |
・授業のまとめと「研究冊子」の作成。 |
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