1. |
授業の概要(ねらい) |
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この授業では社会学のいくつかの主要な領域の理論やその背景にある考え方のエッセンスをつかむことを目標とする。その際、単に知識の束として理論を学ぶのではなく、身近で起きている現象を捉えることができるように、各回の題材を設定する。 とくにこれらの題材を通じて学んで欲しいことは、街、メディア、労働、家族といった我々がごく当たり前に経験している事柄が、歴史の中で成立し現代の形になっていること、また今も常に変化のし続けていることを体感することである。全15回の前半は消費に関わる領域、後半は労働・生産に関わる領域について扱っていく。
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2. |
授業の到達目標 |
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社会学の基礎的な理論や考え方を把握する。 ごく身の回りで起きている現象を社会学的なものの見方でとらえることができるようにする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点:授業中に実施するミニレポート 30% 試験:70%
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4. |
教科書・参考書 |
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参考文献:大多和直樹 2014 『放課後の社会学』北樹出版
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5. |
準備学修の内容 |
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事前に文献を読んで議論することがある
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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積極的に参加できる学生に限る 教科書を購入し授業に臨むこと
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
ガイダンス |
【第2回】 |
消費社会論~消費社会と身体性―消費を楽しむ身体は歴史の中で作られた |
【第3回】 |
都市社会学~消費都市のケーススタディ |
【第4回】 |
メディア論① スペクタクルの社会学 |
【第5回】 |
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【第6回】 |
メディア論② 都市とメディアの隣接領域 |
【第7回】 |
メディアとコミュニケーションの社会学①~電話の社会学 |
【第8回】 |
メディアとコミュニケーションの社会学②~電話からケータイへ |
【第9回】 |
権力論①~規律訓練権力 |
【第10回】 |
権力論②~環境管理型権力へ |
【第11回】 |
家族社会学を学ぶ①~ライフワークバランス |
【第12回】 |
家族社会学を学ぶ②~家族はどこに向かうか |
【第13回】 |
労働社会学~フリーター問題の社会学 |
【第14回】 |
若者論~若者の変遷を捉える |
【第15回】 |
まとめと試験 |
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