Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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法律学(教職) 加納 隆徳
選択  2単位
【社会】 16-1-1334-4219-21A

1. 授業の概要(ねらい)

 この授業は、教職課程履修者の「教科に関する専門科目」の1つです。授業では、高校公民科(政治経済、現代社会)及び中学校社会科の公民分野のなかで、取り扱われている法に関わる事柄について学習します。近年は、学校現場において法に関わる学習が注目されていることもあり、社会問題と絡めた形で法に関わる授業が求められている。授業を通じて、法律に関わる知識を深め、教材研究の方法についても習得することを目標とする。

2.
授業の到達目標

 授業をするために必要な知識・技能を身につけ、具体的な授業指導案が書けるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への参加度及び試験・学習指導案の作成によって評価します。

4.
教科書・参考書

 高等学校教科書『現代社会』東京書籍
 文部科学省『高等学校学習指導要領解説 公民編』教育出版

5.
準備学修の内容

 課題が出されるので真摯に取り組むこと。

6.
その他履修上の注意事項

 教職科目の専門科目ですから欠席しないことはもちろんのこと、積極的な授業参加が求められます。また、模擬法廷を用いた模擬裁判・法科大学院の学生とのディスカッションなども企画しています。自分たち自身が楽しみながら、生徒たちに何を伝えるべきなのかを一緒に考えていきましょう。

7.
各回の授業内容
【第1回】
オリエンテーション
【第2回】
法教育とは
【第3回】
中学校・高等学校の教科書にでてくる法、裁判について
【第4回】
法の支配、法治主義
【第5回】
基本的人権(1)
【第6回】
基本的人権(2)
【第7回】
統治機構(1)
【第8回】
統治機構(2)
【第9回】
模擬裁判(1)3匹の子豚裁判・法廷版
(模擬法廷を利用して実際に裁判をやってみる)
【第10回】
模擬裁判(2)3匹の子豚裁判・テレビ版
(テレビ放映された3匹の子豚裁判を利用して授業化を検討する)
【第11回】
法教育とさまざまな学習方法(判例学習・役割体験学習・ディベートなど)
【第12回】
法をめぐる課題追究学習
【第13回】
教科書研究
【第14回】
【第15回】
まとめとテスト
授業では模擬裁判やディベート学習などをとりいれて、生徒の視点と教員の視点を取り入れることのできる学習形態をおこなう予定である。また、外部講師も1回程度よぶことを検討しているので、積極的に授業への参加が望まれる。