Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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古文書学 I 山本 英貴
学芸  2単位
【学芸】 16-1-1340-3361-15A

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義では、戦国~近世前期の「くずし字」で書かれた史料を読み、理解できるようになるための基礎トレーニングを行います。さらに、取り上げる史料が当時どのような意図をもって作成されたのか、その歴史的背景について、あわせて解説していきます。

2.
授業の到達目標

 「くずし字」の解読に必要な辞典の使い方を覚える。
 戦国~近世前期の古文書に頻出する語句や言い回しに慣れる。

3.
成績評価の方法および基準

 中間(50%)と期末(50%)のテストにより判断します。

4.
教科書・参考書

 テキスト:根岸茂夫・佐藤孝之・安池尋幸編『新編 古文書解読字典』(柏書房、1993年)

5.
準備学修の内容

 配付プリントの復習

6.
その他履修上の注意事項

 戦国~近世前期の「くずし字」は、一見すると難解なような気がします。しかし復習をしっかりと行えば、ある程度は読めるようになります。地道な取り組みにはなりますが、近世史を専攻しようという方には受講していただきたく思います。

7.
各回の授業内容
【第1回】
授業の内容・進め方についてのガイダンス
【第2回】
戦国期の古文書を読む(「北条氏康書状」)
【第3回】
戦国期の古文書を読む(「北条氏邦書状」)
【第4回】
戦国期の古文書を読む(「北条氏照書状」)
【第5回】
戦国期の古文書を読む(「由良国繁書状」)
【第6回】
豊臣期の古文書を読む(「佐野房綱書状」)
【第7回】
豊臣期の古文書を読む(「豊臣秀吉朱印状」)
【第8回】
中間テストとまとめ
【第9回】
豊臣期の古文書を読む(「伊達政宗書状」)
【第10回】
豊臣期の古文書を読む(「細川忠興書状」)
【第11回】
近世前期の古文書を読む(キリシタン関係)
【第12回】
【第13回】
近世前期の古文書を読む(島原の乱)
【第14回】
【第15回】
テストとまとめ