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授業の概要(ねらい) |
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本授業は漢文史料などの読解を通して、内陸アジア史に関する基礎知識を取得する。日本のことを知ろうと思えば、何よりも日本語資料が大切であるように、内陸アジアの歴史を理解するには、モンゴル人たち騎馬遊牧民が自ら残した史料によって研究することが重要であることは言うまでもない。ただ、口承文芸の伝統をもつ騎馬遊牧民が自分たちのできごとを書き留めた史料となると、とりわけ近代以前に関しては多く残されている訳ではない。それに対して歴代の中華王朝が残してきた漢文史料は、ときに断片的であったり、誤認を含んだりしながらも、同時代の遊牧社会について多くの情報を提供してくれる。本授業では漢文史料読解のための基礎知識の取得と漢文に慣れることからはじめ、テキスト(『明史』韃靼伝の予定)の講読を通して漢文史料の読解力を養成するとともに、モンゴルなど内陸アジア史に関する理解を深める。なお、受講者の状況によって、内容の一部を変更することもある。
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2. |
授業の到達目標 |
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・漢文史料の基本的な読解力を身につける。 ・内陸アジア史に関する基礎知識を得る。
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成績評価の方法および基準 |
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・授業中の発表内容(口頭報告、レジュメ)50% ・授業参加度(読解力、質疑、授業態度など)50%
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4. |
教科書・参考書 |
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・授業中に適宜、配布する。 ・参考文献は下記文献のほか授業時に紹介する。 『新字源』角川学芸出版 『漢文を読むための助字小字典』内山書店
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準備学修の内容 |
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・次回の講読部分を辞書・事典・地図などを使って調べてくる。 ・前回の講読部分の現代語訳、注釈をまとめておく。
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その他履修上の注意事項 |
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テキストをしっかりと読み、辞書をこまめに引いて予習すること。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
ガイダンス |
【第2回】 |
内陸アジア史の概説 |
【第3回】 |
テキストの講読 |
【第4回】 |
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【第5回】 |
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【第6回】 |
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【第7回】 |
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【第8回】 |
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【第9回】 |
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【第10回】 |
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【第11回】 |
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【第12回】 |
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【第13回】 |
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【第14回】 |
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【第15回】 |
まとめ |
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