1. |
授業の概要(ねらい) |
|
大量の情報資源の中から適切な情報を見つけられるようにするためには、そのための下準備が必要である。その下準備に当る段階を情報資源の組織化と言い、図書館では目録や分類によって組織化がなされている。 この授業では、図書館が扱う情報・資料の媒体にアクセスする手がかりとして、一般的に用いられている「記述目録法」と「主題目録法」を中心として、情報・資料の組織化に関する理論と基本的技術を学ぶ。また、インターネット情報資源の組織化についても学習する。 「情報資源組織演習」の履修前提条件となる科目である。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
1)情報資源組織化の意義を説明できる。 2)図書館での情報資源組織化の方法を説明できる。 3)情報資源組織化の基本ツールを列挙できる。 4)図書館とインターネットでの情報資源組織化法の違いを挙げることができる。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
・テスト(80%)、LMSによる小テスト・授業参加度(20%)の総合評価。ほぼ毎回小テストを課す。 ・期末テストを受けるためには、初回・最終回を含む11回以上の出席と中間テストの受験が必要。出席に不正があった場合は自動的に不合格とする。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
テキスト:なし 参考文献:授業用ウェブサイト等で適宜紹介する。 指定図書:もり・きよし原編『日本十進分類法』新訂10版、日本図書館協会分類委員会改訂、日本図書館協会、2014.12. 日本図書館協会目録委員会編『日本目録規則』1987年版、改訂3版、日本図書館協会、2006.6 *上記2点の指定図書については、図書館の指定図書コーナー「図書館課程指定図書」で必ず実際に手にとって内容・構成を確認しておくこと。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
授業で扱った各トピックについて、講義後にOPACを利用したり図書館に足を運んだりして確認しておくこと。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
・第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること。やむをえず欠席する場合は事前に相談すること。事前相談がなかった場合、第2回目以降の出席は認めない。 ・パソコン、メール、ウェブ、ワープロソフトについて初級以上の知識・技能が必須。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 |
授業オリエンテーション |
【第2回】 |
資料の検索と組織化 |
【第3回】 |
書誌コントロール |
【第4回】 |
図書館目録の目的と機能 |
【第5回】 |
目録規則 |
【第6回】 |
標目と典拠コントロール |
【第7回】 |
目録の種類 |
【第8回】 |
『日本目録規則』の使い方 |
【第9回】 |
中間試験 |
【第10回】 |
分類法 |
【第11回】 |
『日本十進分類法』の使い方 |
【第12回】 |
統制語彙 |
【第13回】 |
『基本件名標目表』の使い方 |
【第14回】 |
ウェブ上での情報資源組織化 |
【第15回】 |
授業のまとめ、学習成果の自己評価、授業評価 *授業計画は学習状況によって変更することがある。 |
|