1. |
授業の概要(ねらい) |
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学習指導要領で取り扱う陸上競技(走・跳・投)の種目を取り上げ、学校教育及び地域でのスポーツ活動の指導に必要な理論と技術、指導法を模擬授業などの実践的な学習により習得する。
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2. |
授業の到達目標 |
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・中・高保健体育科教員免許取得を目指すために陸上競技の基本となる理論・技術を習得する。 ・安全管理(事故防止、危険回避)も含めた指導方法及び、発達・学習段階に応じたトレーニングの方法を理解し実施できるようにする。 ・指導上の留意点や配慮事項を考慮し、技術指導のための模範を示せるようにする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席については学則規定を満たした上に、以下の項目について総合的に評価する。なお、実技に関する内容については基本的に見学は認めない。 実技テスト:25% 以下の種目について「高等学校学習指導要領」に示す事項に準じた技能を身につけ、一定記録に達する。 ・50mハードル走(高さ:男子91.4cm,女子76.2cm) ・走高跳(はさみ跳び、ベリーロール) ・砲丸投(重さ:男子6kg,女子4kg) 座学テスト:25% 陸上競技の授業をする上に必要な理論・知識に関するテストを実施する。 模擬授業:25% 担当種目について、上記実技テストに向けての指導案作成及び模擬授業を実施し、評価する。 提出物・レポート:25% 指定条件による授業指導案を作成し提出する。 指定された書式・期限を厳守する。
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4. |
教科書・参考書 |
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テキスト: 『もっとうまくなる!陸上競技(スポーツVシリーズ)』(ナツメ社) 必要に応じプリント・資料を配布 参考書: ①『基礎から身につく陸上競技: 陸上競技指導教本アンダー16・19[初級編]』(大修館書店) ②『中学校学習指導要領解説 保健体育編』(文部科学省、東山書房) ③『高等学校学習指導要領解説 保健体育編・体育編』(文部科学省、東山書房)
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5. |
準備学修の内容 |
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技術の上達及び理解の深化に努める。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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・卒業後に保健体育科教員、及びスポーツ指導者として活動をする者の受講を前提とすることから、自分が実際の指導現場に立つことを想定して受講する。(単なる実技ではない事を理解する。) ・基本的に見学を認めないため、万全の体調で授業にのぞむ。 ・事前事後の心身の健康管理を怠らないようにする。 ・「スポーツ方法実習Ⅰ・Ⅱ(陸上競技)」を履修することが望ましい。 ・グループ学習を進めることから相互の協力に努める。 ・安全管理上の指導を受けた者は以降の授業参加を認めない。 ・雨天時も屋外での実施を原則とする。(悪天候時は別途対応する) ※内容の質を担保するため人数定数を設ける場合がある。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 |
ガイダンス(授業の進め方と諸注意) |
【第2回】 |
陸上競技の授業・指導理論、専門知識 |
【第3回】 |
模範の授業(ハードル走) |
【第4回】 |
実技テスト(50mハードル走) |
【第5回】 |
模範の授業(走高跳) |
【第6回】 |
実技テスト(走高跳) |
【第7回】 |
模範の授業(砲丸投) |
【第8回】 |
実技テスト(砲丸投) |
【第9回】 |
模擬授業(ハードル走) |
【第10回】 |
模擬授業(ハードル走) |
【第11回】 |
模擬授業(走高跳) |
【第12回】 |
模擬授業(走高跳) |
【第13回】 |
模擬授業(砲丸投) |
【第14回】 |
模擬授業(砲丸投) |
【第15回】 |
陸上競技の専門知識の振返りテスト |
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