| 1. |
授業の概要(ねらい) |
|
経済学は現代社会における私たちの日々の生活に密接な関係のある生産や消費、交換取引といった個々の経済行為を掘り下げ、どのように社会全体に影響を及ぼすかを科学的に検証する学問であります。 この授業では企業や消費者の行動原理を理解するとともに市場経済の仕組みを学びます。授業では、グラフや簡単な数式を用いて経済学の基礎理論を学ぶとともに、暮らしの身近なところの実態経済について企業活動の実例などを取り上げながら概念の理解を深めます。
|
| 2. |
授業の到達目標 |
|
①経済学の基本的な考え方(合理的行動、機会費用、埋没費用など)について理解できる。 ②消費側の需要曲線と生産側お供給曲線でどのように価格が決定されるかが理解できる。 ③市場経済のマクロ的仕組みについて、その基礎的概念が理解できる。 ④新聞などの紙上で論じられている実態経済に関する議論を理解できる。
|
| 3. |
成績評価の方法および基準 |
|
平常点(30%)出席と講義への主体的参加を評価します。 中間テスト(20%) 期末テスト:定期試験(50%)
|
| 4. |
教科書・参考書 |
|
適宜告知や配布します。
|
| 5. |
準備学修の内容 |
|
・告知や配布した資料を読んでおくこと。 ・授業時に示す課題について解答レポートを作成すること。 ・新聞などの経済関連記事を整理しておく。
|
| 6. |
その他履修上の注意事項 |
|
この授業は、受講者の主体的な参加を重視します。この授業で出る課題や演習について積極的に取り組んでください。
|
| 7. |
各回の授業内容 |
|
| 【第1回】 |
| イントロダクション:経済学とは何か。 |
| 【第2回】 |
| 価格論:価格はどう決まるのか。 |
| 【第3回】 |
| 消費者の行動原理:どちらの商品を選ぶのか。(効用と無差別曲線) |
| 【第4回】 |
| 生産者の行動原理:利益と費用(限界費用逓増の法則) |
| 【第5回】 |
| マクロ経済とGDP:三面等価の原則、需要と供給 |
| 【第6回】 |
| 貿易と経済のグローバル化:比較優位論、自由貿易 |
| 【第7回】 |
| 金融の仕組み①:貨幣の信用創造機能 |
| 【第8回】 |
| 中締めの整理(中間テスト) |
| 【第9回】 |
| 金融の仕組み②:貨幣の役割と通貨の循環 |
| 【第10回】 |
| 景気論:インフレとデフレ |
| 【第11回】 |
| 市場と政府の役割:ケインズ経済学(有効需要理論) |
| 【第12回】 |
| 財政の仕組み:国債、国家の債務危機 |
| 【第13回】 |
| 企業の特徴と行方 |
| 【第14回】 |
| 雇用市場の変貌 |
| 【第15回】 |
| 総括:経済学の今後の課題 |
|