Web Syllabus(講義概要)

　教育学は教員を養成するための学問と思われているかもしれませんが、教育とはそれだけではありません。学校だけではなく、家庭や社会、さらには企業などにおける教育について、また、子どもや人間について広く学ぶ学問です。本学部では、教員養成を中心としながらも、幅広く教育について学び、それぞれの分野の教育の専門家を養成することを目指しています。
　本科目では、１年配当必修科目として、教育学部で学ぶ教育学とは何か、また教育学部で学ぶことのできる教育学の諸分野についてその概要と魅力を、各分野専門の教員が講義していきます。そのため、講義は概ね２回の講義で１主題について扱っていくことになります。この講義を通じて、教育学部で何を学んでいきたいのかを考え、自分の追究したい主題を発見してほしいと考えています。

　①広く教育学の諸分野について学び、教育とは何か考えることができる。
　②これまでの「学び」を振り返り、これからの「学び」の可能性について考えことができる。

　平常点60％（毎回の講義で課題が示される）、講演会への参加・最終回でのまとめの課題等40％で総合的に評価します。

　テキストは用いません。参考文献は、授業の中で随時紹介します。

　①講義内で紹介された参考文献を積極的に入手して読んでおくこと。
　②帝京大学図書館（MELIC）Webサイトのトップページにある「先生の本棚」、教育学部・教職大学院教員推薦図書リストから先生方が勧める本を積極的に読み、教育の幅広い分野について知識や考えを深めておくこと。

　高校までとは、違って人数の多い教室で、毎回のように異なる先生の講義を聴くことになるため戸惑うかもしれませんが、各主題の講義から、教育学部でどのようなことを学んでいきたいのかを視野を広げて考えていくことが大切です。