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授業の概要(ねらい) |
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この国際金融論Ⅱでは、国際金融論Ⅰにおいて紹介した基礎理論に基づいて、戦後の国際金融問題として起こってきた現実の問題を説明します。具体的には、石油ショック、中南米諸国を中心とした累積債務問題、アジア通貨危機、EUにおける統一通貨ユーロやギリシャのユーロ危機、英国のEU離脱の問題、サブサハラ・アフリカ諸国の重債務・貧困国の問題、金融派生商品取引の活発化とリーマンショックなどです。金融の自由化、グローバル化が進展するなかで、様々なリスクが現れ、このリスク管理も重要な課題となってきています。
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授業の到達目標 |
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国際金融の問題に関心を持ち、その根底にある理論的な枠組みを大まかに理解し、予想を立て実際の結果と検証することができる能力を養うことを目標とします。
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成績評価の方法および基準 |
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出席状況(25%)と授業内に出す課題(25%)、期末に行う試験(50%)によって総合的に評価します。
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教科書・参考書 |
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参考文献 『国際金融問題』 二村英夫 著 渓水社 『入門 国際金融(第4版)』 高木信二 著 日本評論社
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準備学修の内容 |
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毎日の国際金融経済のニュースに注目してください。このニュースが為替レートや株式に与える影響などに関心を持つとおもしろいです。
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その他履修上の注意事項 |
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国際金融論Ⅰと国際金融論Ⅱを継続して受講することを望みます。また、疑問点があれば、授業の後やオフィスアワーを利用して質問してください。
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各回の授業内容 |
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| 【第1回】 |
| IMF(国際通貨基金)の役割について |
| 【第2回】 |
| 1970年代石油ショックと中南米諸国の累積債務問題 |
| 【第3回】 |
| 重債務・貧困国をめぐる問題 |
| 【第4回】 |
| サブサハラ・アフリカの問題 |
| 【第5回】 |
| 東アジア諸国の発展 |
| 【第6回】 |
| 1997年のアジア通貨危機 |
| 【第7回】 |
| ヨーロッパの通貨統合について |
| 【第8回】 |
| ギリシャ危機およびイギリスのEU離脱の問題 |
| 【第9回】 |
| 2008年のリーマンショックと金融危機 |
| 【第10回】 |
| 金融派生商品取引と市場リスクについて |
| 【第11回】 |
| リスク回避の方法について |
| 【第12回】 |
| リスク管理の方法について |
| 【第13回】 |
| 国際取引通貨について |
| 【第14回】 |
| 最近の国際金融に関する問題について |
| 【第15回】 |
| まとめ |
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