Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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国際交流論2(International Communication 2) 松山 典正
2年 後期 総合基礎科目選択 2単位
【総合・後】 16-1-0108-4460

1.
授業目標

小泉八雲の『怪談・奇談』を読み、八雲がどのように日本を理解しようとしたのかを考える。それについて自分の意見を持ち、レポートとして表現することを目的とする。

2.
授業概要

小泉八雲の『怪談・奇談』を読む。八雲は日本を理解するため、物語や民間信仰に関する説話、民話を採集し独自の作品として残す。それらを読む事によって八雲がどのような視点から日本を見ていたのか、作品の面白さに触れながら考える。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

事前に予告する該当箇所を読んでおくこと。シラバスに明記するのはあくまで予定であり、変更する場合がある。

4.
授業計画

第1回  自己紹介、講義の説明
第2回  「耳なし芳一」を読む①
第3回  「耳なし芳一」を読む②
第4回  「耳なし芳一」を読む①
第5回  「乳母桜」を読む①
第6回  「乳母桜」を読む②
第7回  「食人鬼」を読む①
第8回  「食人鬼」を読む②
第9回  「食人鬼」を読む③
第10回  「生霊」を読む①
第11回  「生霊」を読む②
第12回  「生霊」を読む③
第13回  「天狗の話」を読む①
第14回  「天狗の話」を読む②
第15回  講義のまとめ、レポート提出

散文の読解と補足説明とが講義の主となる。皆さんが受けてきた、高校時代の現代文や古典に近い印象があるかもしれない。一部、古典作品を補足で扱う可能性があるため、事前にご承知おきいただきたい。シラバスの予定では時間が足りない、もしくは余った場合に、内容が変更される可能性があるため、そのことも踏まえ受講をお願いしたい。また、前期の「国際交流論1」でも八雲の作品を扱うため、続けて取ることが望ましい。続けて取る場合には、後期から取った者のために一部、前期と解説が重なる可能性があるため、了解いただきたい。

5.
成績評価の方法、基準

出席50%、レポート50%

6.
使用テキスト及び使用教材

小泉八雲『怪談・奇談』(平川祐弘編、講談社学術文庫、1990年)

7.
その他