Web Syllabus(講義概要)

平成28年度

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自動車整備実習3(Practice for Automobile Maintenance:Part3) 森 一俊
2年 AT後期 専門科目選択 3単位
【機械・後】 16-1-0195-3009

1.
授業目標

次の内容を理解させることを目標とします。
(1)マニュアルトランスミッションの部品構成、作動の理解。
(2)電子回路と電子部品の働き。
(3)エンジン電装部品(始動装置、充電装置、点火装置)の構成と働き。

2.
授業概要

(1)マニュアルトランスミッション
   分解を行いながら部品構成と機能を確認し、各部の測定作業を行い、状態を確認していきます。
(2)電子回路と電子部品
   回路図を見ながら実際の回路を組み、正常に作動するか確認していきます。またサーキットテスタの製作を行い、取り扱い方法を学びます。
(3)エンジン電装部品
   分解、点検を通して作動の理解をします。組み立て後は作動試験を行い性能の確認を行います。

3.
準備学習(授業時間外の学習)

毎回事前に教科書をよく読んで予習して下さい。特に部品名称と機能については、ある程度理解しておくことが望ましいです。
全授業に関して実習内容のレポートを作成して下さい。

4.
授業計画

第 1 回:安全作業の心得、マニュアルトランスミッションの概要説明、ハウジングの取り外し
第 2 回:マニュアルトランスミッションの分解、点検
第 3 回:マニュアルトランスミッションの分解、点検、組付け
第 4 回:マニュアルトランスミッションの組付け、作動確認
第 5 回:サーキットテスタの製作
第 6 回:サーキットテスタの製作と作動試験
第 7 回:電子ブロックによる電気学の基礎
第 8 回:電子素子の作動 ダイオード、ツェナーダイオード
第 9 回:電子素子の作動 トランジスタ
第10回: 電子素子の作動 コンデンサ、応用回路の作成
第11回:エンジン電装1、始動装置の構成と機能
第12回:エンジン電装2、充電装置の構成と機能
第13回:エンジン電装3、点火装置の構成と機能
第14回:エンジン電装のまとめ
第15回:テスト、まとめ

5.
成績評価の方法、基準

成績評価の得点配分は、定期試験50%、課題レポート50%を基準として、授業態度を減点方式で評価します。 授業態度とは授業第1回の時に説明し配布する「実習作業の心得」を守ることです。 なお課題レポートは、A4用紙縦に横書きでボールペンを使用し、全実習に対して各回の実習ごとに内容・課題等 をまとめ表紙に学籍番号・氏名を記入して定期試験日に提出します。

6.
使用テキスト及び使用教材

教科書:「電装品構造」全国自動車大学校・整備専門学校協会発行(国土交通省自動車交通局推薦)
    「三級自動車ガソリンエンジン」「二級ガソリン自動車・二級ジーゼル自動車エンジン編」日本自動車整備振興会連合会発行、国土交通省自動車交通局監修
教材:トランスミッション、電子ブロック、ブレッドボード、オルタネータ、スタータモータ、点火装置一式、各種専用工具、各種測定器類

7.
その他

実習は全て出席することが必要です。遅刻・欠席・早退のチェックを厳密に行います。
レポート用紙やノート等は各自で用意して下さい。実習では、事前に購入した全員同一仕様のユニフォーム・帽子・安全靴を使用し、各自の工具を使用します。